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つむぐ指圧治療室 相模大野

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膝蓋腱反射について誤っている記述はどれか

問題

膝蓋腱反射について誤っている記述はどれか。

  1. 受容器は筋紡錘である。
  2. 多シナプス反射である。
  3. α運動ニューロンが関与する。
  4. 脊髄反射である。

解答: 2(多シナプス反射である。)

解説

  1. 正しい。膝蓋腱反射の受容器は大腿四頭筋内の筋紡錘(錘内筋線維)である。膝蓋腱を叩くと大腿四頭筋が急速に伸張され、筋紡錘が刺激される。
  1. 誤り。膝蓋腱反射は単シナプス反射(モノシナプス反射)であり、多シナプス反射ではない。Ia群求心性線維が筋紡錘からの伸展情報を脊髄に伝え、介在ニューロンを介さず直接α運動ニューロンに単一のシナプスを形成する。反射弧は「筋紡錘(受容器)→Ia求心性線維→脊髄前角α運動ニューロン→大腿四頭筋(効果器)」で、シナプスは1つだけである。
  1. 正しい。遠心性神経としてα運動ニューロンが大腿四頭筋を支配し、収縮を引き起こす。
  1. 正しい。膝蓋腱反射の反射中枢は腰髄(L2〜L4)にあり、脳を介さない脊髄反射である。

ポイント

膝蓋腱反射は代表的な「単シナプス反射」であり、介在ニューロンを介さない唯一のシナプスで構成される伸張反射である。

  • 覚え方のコツ: 「膝蓋腱反射=伸張反射=単シナプス」の3つをセットで覚える。「屈曲反射=多シナプス」と対比して覚えると混同を防げる。
  • 関連知識: 問619(反射弓)、問703(脳神経と反射)とも関連する。臨床では膝蓋腱反射の亢進は上位運動ニューロン障害(錐体路障害)、消失は下位運動ニューロン障害を示唆する。
  • よくある間違い: 「単シナプス反射」と「多シナプス反射」を混同しやすい。膝蓋腱反射(伸張反射)は単シナプス、屈曲反射や交叉性伸展反射は多シナプスと区別する。
  • 教科書では「b.反射の特徴」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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