MENU
つむぐ指圧治療室 相模大野

[dfads params=’groups=1096&limit=1&orderby=random’]

公式SNS


Twitter 【解剖学】合格応援マン

1日10回の頻度で解剖学の問題やポイントをつぶやきます。隙間時間の学習にお役立ていただければ幸いです。


Instagram 【解剖学】合格応援マン

Instagramでは主に医療系勉強アカをフォロー・応援させていただいています。また画像を用いた新作の資料を公開します。


Facebook 【解剖学国家試験対策】Anatomy Tokyo

Facebookでは、より細かなフォローアップや、資料の配付をしていきます。いいね!していただけると最新記事を購読できます。

シナプス伝達について正しい記述はどれか

問題

シナプス伝達について正しい記述はどれか。

  1. 全か無の法則に従う。
  2. シナプス下膜で過分極は起こらない。
  3. 薬物の影響を受けにくい。
  4. 可塑性をもつ。

解答: 4(可塑性をもつ。)

解説

  1. 誤り。シナプス伝達で生じるシナプス後電位(EPSP・IPSP)は段階的な電位変化(graded potential)であり、全か無の法則には従わない。全か無の法則に従うのは活動電位である。
  1. 誤り。シナプス下膜では、抑制性伝達物質(GABAやグリシン)の作用により抑制性シナプス後電位(IPSP)として過分極が生じる。
  1. 誤り。化学シナプスでは伝達物質の放出・受容体への結合・酵素による分解など多段階の過程があるため、薬物の影響を極めて受けやすい。麻酔薬、抗うつ薬、抗精神病薬など多くの薬物がシナプス伝達に作用する。
  1. 正しい。シナプス伝達は可塑性(plasticity)をもち、使用頻度や刺激パターンにより伝達効率が長期的に変化する。代表的な現象として、高頻度刺激後にシナプス伝達効率が持続的に増強される長期増強(LTP)や、低頻度刺激で伝達効率が減弱する長期抑制(LTD)がある。これらは海馬などで研究され、学習・記憶の細胞レベルの基盤と考えられている。

ポイント

シナプス伝達は可塑性をもち、長期増強(LTP)や長期抑制(LTD)が学習・記憶の基盤となる。

  • 覚え方のコツ: 化学シナプスの4つの特徴=「一方向性・シナプス遅延・易疲労性・可塑性」→「いっぽうに遅れて疲れるが成長できる(可塑性)」と覚える。
  • 関連知識: 電気シナプスはギャップ結合を介した伝達で、化学シナプスと異なり遅延がほぼなく、双方向性で薬物の影響を受けにくい。心筋の介在板は電気シナプスの代表例である。
  • よくある間違い: 「加重」もシナプス電位の変化だが、これは複数の電位の時間的・空間的な重ね合わせであり、伝達効率の長期的変化である「可塑性」とは概念が異なる。
  • 教科書では「c.シナプス伝達」の範囲に該当する。

『理由で解く 生理学』 Kindle版

本書は、生理学の各テーマを「機序・因果」の観点から再構成し、

知識の断片化を防ぎながら、臨床・学習現場で再利用しやすい理解を目指しています。初学者の学習補助だけでなく、授業設計・復習教材としても活用いただければ幸いです。

Kindle Unlimitedでも使えます。

理由で解く 生理学: 国家試験問題 941問 完全攻略 理由で解く国試過去問

https://www.amazon.co.jp/dp/B0GQ6NZ797

解剖学 国試対策メルマガ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次