MENU
つむぐ指圧治療室 相模大野

[dfads params=’groups=1096&limit=1&orderby=random’]

公式SNS


Twitter 【解剖学】合格応援マン

1日10回の頻度で解剖学の問題やポイントをつぶやきます。隙間時間の学習にお役立ていただければ幸いです。


Instagram 【解剖学】合格応援マン

Instagramでは主に医療系勉強アカをフォロー・応援させていただいています。また画像を用いた新作の資料を公開します。


Facebook 【解剖学国家試験対策】Anatomy Tokyo

Facebookでは、より細かなフォローアップや、資料の配付をしていきます。いいね!していただけると最新記事を購読できます。

神経伝達物質について誤っている記述はどれか

問題

神経伝達物質について誤っている記述はどれか。

  1. γ-アミノ酪酸は抑制性である。
  2. グリシンは興奮性である。
  3. オピオイドペプチドは鎮痛に重要である。
  4. P 物質は痛覚に重要である。

解答: 2(グリシンは興奮性である。)

解説

  1. 正しい。γ-アミノ酪酸(GABA)は脳で最も豊富な抑制性神経伝達物質であり、GABA-A受容体を介してCl-チャネルを開口させ、シナプス後膜の過分極(IPSP)を引き起こす。
  1. 誤り。グリシンは中枢神経系(特に脊髄・脳幹)において抑制性の神経伝達物質として機能する。興奮性ではない。GABAが脳の主要な抑制性伝達物質であるのに対し、グリシンは脊髄・脳幹の主要な抑制性伝達物質である。グリシンもCl-チャネルを開口させてIPSPを生じる。
  1. 正しい。オピオイドペプチド(エンケファリン、β-エンドルフィンなど)は内因性鎮痛物質として下行性疼痛抑制系に関与し、痛覚の伝達を抑制する。
  1. 正しい。P物質(サブスタンスP)は一次求心性C線維の末端から脊髄後角に放出される神経ペプチドであり、痛覚の伝達に重要な役割を果たす。

ポイント

グリシンはGABAとともに中枢の抑制性神経伝達物質であり、「興奮性」ではない。GABAは脳、グリシンは脊髄・脳幹で主要な抑制性伝達物質である。

  • 覚え方のコツ: 「中枢の抑制性伝達物質=GABA(脳)とグリシン(脊髄)」をセットで覚える。「興奮性=グルタミン酸」と対比する。
  • 関連知識: 問601(中枢の化学伝達物質)でもグルタミン酸が興奮性伝達物質として出題されている。破傷風毒素はグリシンの放出を阻害して痙攣を引き起こす。
  • よくある間違い: グリシンをアミノ酸(タンパク質の構成成分)としてのみ認識し、抑制性神経伝達物質としての役割を忘れやすい。
  • 教科書では「d.神経伝達物質」の範囲に該当する。
伝達物質 作用 主な分布部位
グルタミン酸 興奮性 中枢神経系全般
GABA 抑制性
グリシン 抑制性 脊髄・脳幹
サブスタンスP 痛覚伝達 脊髄後角
オピオイドペプチド 鎮痛(痛覚抑制) 下行性疼痛抑制系

表: 主要な神経伝達物質の作用と分布

『理由で解く 生理学』 Kindle版

本書は、生理学の各テーマを「機序・因果」の観点から再構成し、

知識の断片化を防ぎながら、臨床・学習現場で再利用しやすい理解を目指しています。初学者の学習補助だけでなく、授業設計・復習教材としても活用いただければ幸いです。

Kindle Unlimitedでも使えます。

理由で解く 生理学: 国家試験問題 941問 完全攻略 理由で解く国試過去問

https://www.amazon.co.jp/dp/B0GQ6NZ797

解剖学 国試対策メルマガ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次