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つむぐ指圧治療室 相模大野

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有髄神経線維の活動電位で誤っている記述はどれか

問題

有髄神経線維の活動電位で誤っている記述はどれか。

  1. 両方向へ伝導する。
  2. 絶縁伝導する。
  3. ランビエの絞輪で発生する。
  4. 振幅は伝導中に変化する。

解答: 4(振幅は伝導中に変化する。)

解説

  1. 誤り。有髄神経線維の活動電位は刺激部位から両方向に伝導する(伝導の三原則の一つ、両方向性伝導)。
  1. 誤り。各神経線維は独立して興奮を伝え、隣接する線維に興奮が漏れない(伝導の三原則の一つ、絶縁伝導)。
  1. 誤り。有髄線維ではランビエの絞輪にNa+チャネルが集中しており、ここで活動電位が再生的に発生する。これにより絞輪間を飛び越える跳躍伝導が実現される。
  1. 正しい。有髄神経線維の活動電位は不減衰伝導をするため、伝導中に振幅は変化しない。活動電位はランビエの絞輪ごとに再生的に発生するため、常に一定の振幅を保つ(全か無の法則)。「振幅が変化する」のは電気緊張電位(局所電位)の特徴であり、活動電位には当てはまらない。

ポイント

活動電位は不減衰伝導をし、伝導中に振幅は変化しない。振幅が減衰するのは局所電位の特徴である。

  • 覚え方のコツ: 「活動電位=全か無=減衰しない」「局所電位=距離とともに減衰する」と対比して覚える。伝導の三原則「両・不・絶」の「不」が不減衰を表す。
  • 関連知識: 局所電位(電気緊張電位)は閾値以下の刺激で生じ、距離とともに減衰する段階的な電位変化である。受容器電位やシナプス後電位も局所電位の性質を持つ。活動電位は閾値を超えると全か無の法則に従い発生する。
  • よくある間違い: 活動電位と局所電位の性質を混同すること。活動電位=不減衰・全か無、局所電位=減衰する・段階的と区別する。
  • 教科書では「c.興奮の伝導」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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