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つむぐ指圧治療室 相模大野

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黄体ホルモンの作用で誤っている記述はどれか

問題

黄体ホルモンの作用で誤っている記述はどれか。

  1. 受精卵の着床を容易にする。
  2. 乳腺の発育を促す。
  3. 排卵を促す。
  4. 基礎体温を上げる。

解答: 3(排卵を促す。)

解説

  1. 正しい。プロゲステロンは子宮内膜を分泌期に変化させ、グリコーゲンや脂質を蓄積させて受精卵の着床に適した環境を作る。
  1. 正しい。プロゲステロンはエストロゲンとともに乳腺の腺房の発育を促進し、授乳に備える。
  1. 誤り。黄体ホルモン(プロゲステロン)は排卵を促進するのではなく、排卵後の黄体から分泌されるホルモンである。排卵を誘発するのはLH(黄体形成ホルモン)のサージであり、LHの急激な血中濃度上昇が成熟卵胞からの排卵を引き起こす。プロゲステロンはむしろ下垂体のLH・FSH分泌を抑制する(負のフィードバック)。
  1. 正しい。プロゲステロンは視床下部の体温調節中枢に作用してセットポイントを上昇させ、基礎体温を約0.3〜0.5℃上昇させる。

ポイント

プロゲステロンの作用は「排卵後」に発揮されるものであり、排卵を促進する作用は持たない。排卵を促すのはLHサージである。

  • 覚え方のコツ: プロゲステロンの主な作用3つ=「着(着床促進)・乳(乳腺発育)・体温(基礎体温上昇)」と覚える。排卵促進はこの中に含まれない。
  • 関連知識: 経口避妊薬(ピル)はプロゲステロンとエストロゲンの合剤であり、負のフィードバックによりLH・FSH分泌を抑制して排卵を抑制する仕組みである。
  • よくある間違い: 「黄体形成ホルモン(LH)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」は名前が似ているが、LHは排卵を誘発する下垂体前葉ホルモン、プロゲステロンは排卵後に黄体から出るステロイドホルモンであり、全く別のものである。
  • 教科書では「b.女性生殖器」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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