問題
排卵後に血中濃度が急速に高まるホルモンはどれか。
- プロゲステロン
- 黄体形成ホルモン
- 卵胞刺激ホルモン
- エストロゲン
解答: 1(プロゲステロン)
解説
- 正しい。排卵後に卵巣に形成される黄体からプロゲステロン(黄体ホルモン)が大量に分泌され、血中濃度が急速に上昇する。プロゲステロンは子宮内膜を分泌期に変化させて着床に適した環境を整え、視床下部の体温調節中枢に作用して基礎体温を約0.3〜0.5℃上昇させる。妊娠が成立しない場合、黄体は約14日後に退縮しプロゲステロンは低下して月経が起こる。
- 誤り。黄体形成ホルモン(LH)は排卵直前にLHサージとして急上昇するが、排卵後は速やかに低下する。
- 誤り。卵胞刺激ホルモン(FSH)は卵胞期に上昇して卵胞の成熟を促進するが、排卵後には低下する。
- 誤り。エストロゲンは排卵前にピークを迎え、排卵後は一旦低下した後に黄体からの分泌で再び軽度上昇するが、プロゲステロンほどの急速かつ顕著な上昇ではない。
ポイント
排卵後に血中濃度が急速に高まるのはプロゲステロンであり、これが基礎体温の高温期(黄体期)をもたらす指標となる。
- 覚え方のコツ: 「排卵”後”に”プロ”ゲステロン」→ 排卵後のホルモンといえばプロゲステロン。LHサージは排卵”前”のイベントと対比して覚える。
- 関連知識: 基礎体温の二相性(低温期→高温期)は排卵の有無を確認する簡便な方法であり、不妊治療の基礎的検査として用いられる。高温期が17日以上続く場合は妊娠の可能性が高い。
- よくある間違い: LHサージ(排卵”直前”の急上昇)とプロゲステロン(排卵”後”の急上昇)のタイミングを混同しやすい。
- 教科書では「b.女性生殖器」の範囲に該当する。
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