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つむぐ指圧治療室 相模大野

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インスリンについて正しいのはどれか

問題

インスリンについて正しいのはどれか。

  1. 肝臓で産生される。
  2. グリコーゲンの分解を促進する。
  3. 血糖値が上昇すると分泌が抑制される。
  4. 細胞内へのグルコースの取り込みを促進する。

解答: 4(細胞内へのグルコースの取り込みを促進する。)

解説

  1. 誤り。インスリンは肝臓ではなく膵臓のランゲルハンス島β細胞で産生・分泌される。肝臓は糖新生やグリコーゲン貯蔵の場であるが、インスリンの産生部位ではない。
  1. 誤り。インスリンはグリコーゲンの分解を促進するのではなく、グリコーゲンの合成を促進する。グリコーゲン分解を促進するのはグルカゴンやアドレナリンの作用である。
  1. 誤り。血糖値が上昇するとインスリン分泌は抑制ではなく促進される。膵β細胞は血糖値の上昇を感知してインスリンを分泌し、血糖値を低下させる。血糖低下時にはインスリン分泌が減少する。
  1. 正しい。インスリンは骨格筋や脂肪組織などの標的細胞においてGLUT4(グルコーストランスポーター4)を細胞膜上に移動させ、グルコースの細胞内への取り込みを促進する。これにより血中グルコースが細胞内に取り込まれ、血糖値が低下する。インスリンは唯一の血糖低下ホルモンであり、グルコース取り込み促進に加え、グリコーゲン合成促進・脂肪合成促進・蛋白質合成促進(同化作用)を発揮する。

ポイント

インスリンは膵β細胞から血糖上昇に応じて分泌され、GLUT4を介してグルコースの細胞内取り込みを促進する唯一の血糖低下ホルモンである。

  • 覚え方のコツ: 「インスリン=In(中に入れる)sulin→グルコースを細胞の中に入れる→血糖↓」と連想する。「唯一の血糖低下ホルモン」は最重要キーワード。
  • 関連知識: インスリンの作用をまとめると「同化促進」→グリコーゲン合成↑・脂肪合成↑・蛋白質合成↑・グルコース取り込み↑。対するグルカゴンは「異化促進」→グリコーゲン分解↑・脂肪分解↑・蛋白質分解↑・糖新生↑。
  • よくある間違い: 「血糖値上昇→インスリン分泌抑制」と逆に覚えやすい。「血糖↑→インスリン↑(分泌促進)→血糖↓」が正しい負のフィードバック。また産生部位を「肝臓」とする誤りも多い。
  • 教科書では「f.膵臓のホルモン」の範囲に該当する。
インスリンの作用 内容 対するグルカゴンの作用
グルコース取り込み GLUT4→細胞内取り込み↑
グリコーゲン 合成促進 分解促進
脂肪 合成促進 分解促進
蛋白質 合成促進 分解促進
糖新生 抑制 促進
血糖値 低下↓ 上昇↑

表: インスリンとグルカゴンの作用比較

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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