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つむぐ指圧治療室 相模大野

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加齢による低下がみられないのはどれか

問題

加齢による低下がみられないのはどれか。

  1. 腎血流量
  2. 最大換気能力
  3. 視力
  4. 副甲状腺ホルモン分泌

解答: 4(副甲状腺ホルモン分泌)

解説

  1. 正しい。腎血流量は加齢に伴い腎動脈の硬化、糸球体数の減少、腎実質の萎縮により低下する。GFR(糸球体濾過量)も年齢とともに低下する。
  1. 正しい。最大換気能力は加齢に伴い肺の弾性反跳力の低下、胸郭コンプライアンスの減少、呼吸筋力の低下により減少する。
  1. 正しい。視力は加齢に伴い水晶体の弾性低下による調節力の減退(老視)、水晶体の混濁(白内障)、網膜機能の低下により低下する。
  1. 誤り。副甲状腺ホルモン(PTH、パラソルモン)の分泌は加齢によって低下するのではなく、むしろ維持または増加する傾向がある。加齢に伴い腎臓でのビタミンD活性化能が低下し、腸管からのCa吸収が減少するため、血中Ca濃度を維持する代償としてPTH分泌が亢進する。この持続的なPTH亢進は骨吸収を促進し、加齢に伴う骨量減少(骨粗鬆症)の一因となる。

ポイント

加齢によりPTH分泌は低下せず、むしろビタミンD活性化低下の代償として増加する。これが高齢者の骨粗鬆症の一因となる。

  • 覚え方のコツ: 「加齢→VitD↓→Ca吸収↓→PTH↑(代償)→骨吸収↑→骨粗鬆症」の流れで覚える。PTHは血中Caを守るために頑張って増加する。
  • 関連知識: 加齢により低下するホルモンとして、成長ホルモン、性ホルモン(エストロゲン・テストステロン)、メラトニンがある。一方、PTHやADHは加齢で低下しにくいか増加する。
  • よくある間違い: 「加齢=全ての機能が低下する」と思い込むこと。PTHのように代償性に増加するホルモンも存在する。
  • 教科書では「e.副甲状腺のホルモン」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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