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つむぐ指圧治療室 相模大野

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分娩時に子宮収縮作用を発揮するホルモンはどれか

問題

分娩時に子宮収縮作用を発揮するホルモンはどれか。

  1. オキシトシン
  2. プロラクチン
  3. エストロゲン
  4. プロゲステロン

解答: 1(オキシトシン)

解説

  1. 正しい。オキシトシンは視床下部の室傍核で合成され下垂体後葉から放出される。分娩時に子宮平滑筋のオキシトシン受容体に結合して強力な収縮を誘発する。この過程は正のフィードバック機構で制御されており、子宮収縮→胎児による子宮頸部の伸展→求心性神経→視床下部→オキシトシン分泌増加→さらなる収縮、というループで陣痛が増強し分娩が進行する。胎児娩出によりこの刺激が消失しフィードバックが終了する。
  1. 誤り。プロラクチンは下垂体前葉から分泌され、乳腺での乳汁産生を促進する。子宮収縮には関与しない。
  1. 誤り。エストロゲンは子宮のオキシトシン受容体の発現を増加させてオキシトシンの作用を増強する間接的な役割はあるが、直接的な子宮収縮作用はない。
  1. 誤り。プロゲステロンは子宮筋の収縮を抑制して妊娠を維持する作用を持つ。分娩直前にプロゲステロンの相対的低下が起こり、子宮のオキシトシンへの感受性が高まる。

ポイント

オキシトシンによる分娩時の子宮収縮は正のフィードバックの代表例であり、生理学全体でも頻出テーマである。

  • 覚え方のコツ: 「オキシトシン=お産」。正のフィードバックの代表例は「分娩時オキシトシン」と「排卵前LHサージ」の2つを必ず覚える。
  • 関連知識: 問題498と同じテーマ。臨床では微弱陣痛に対してオキシトシン点滴が行われる。また産後の子宮復古にもオキシトシンが関与する。プロスタグランジンF2αも子宮収縮作用を持つ。
  • よくある間違い: プロゲステロンとオキシトシンの作用を混同すること。プロゲステロンは妊娠中の子宮収縮「抑制」、オキシトシンは分娩時の子宮収縮「促進」と逆の関係である。
  • 教科書では「c.下垂体のホルモン」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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