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アンドロゲンに属するホルモンはどれか

問題

アンドロゲンに属するホルモンはどれか。

  1. プロゲステロン
  2. テストステロン
  3. エストラジオール
  4. エストロン

解答: 2(テストステロン)

解説

  1. 誤り。プロゲステロンは黄体ホルモン(ゲスターゲン)に分類される。黄体や胎盤から分泌され、子宮内膜の分泌期維持と妊娠維持に関与する。
  1. 正しい。テストステロンはアンドロゲン(男性ホルモン)の代表的なホルモンである。主に精巣のライディッヒ細胞からLH(黄体形成ホルモン)の刺激により分泌される。男性の二次性徴(筋肉量増加、体毛の発達、声変わり)の発現、精子形成の促進、タンパク質同化作用を持つ。また副腎皮質網状帯からもDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)やアンドロステンジオンなどの弱いアンドロゲンが分泌される。
  1. 誤り。エストラジオール(E2)はエストロゲン(女性ホルモン)の一種であり、最も活性の強いエストロゲンである。卵胞の顆粒膜細胞から主に分泌される。
  1. 誤り。エストロン(E1)はエストロゲン(女性ホルモン)の一種であり、閉経後に脂肪組織でアンドロゲンから変換される主要なエストロゲンである。

ポイント

性ホルモンはアンドロゲン(テストステロン等)、エストロゲン(エストラジオール等)、ゲスターゲン(プロゲステロン)の3群に大別され、全てステロイドホルモンである。

  • 覚え方のコツ: 「アンドロ(andro)=男」「エストロ(estro)=女」と語源で区別する。テストステロンの「テスト」は精巣(testis)由来の語である。
  • 関連知識: 女性でも副腎皮質からアンドロゲンが分泌されている。閉経後のエストロゲンは主に副腎アンドロゲンが脂肪組織でアロマターゼにより変換されて産生される。
  • よくある間違い: エストラジオール(E2)とエストロン(E1)の混同。E2が最も活性が強く卵巣が主な産生源、E1は閉経後に優位となるエストロゲンである。
  • 教科書では「i.卵巣のホルモン」の範囲に該当する。
分類 代表的ホルモン 主な分泌部位 主な作用
アンドロゲン(男性ホルモン) テストステロン、DHEA 精巣、副腎皮質 二次性徴、タンパク同化
エストロゲン(女性ホルモン) エストラジオール(E2)、エストロン(E1) 卵巣、胎盤 子宮内膜増殖、二次性徴
ゲスターゲン(黄体ホルモン) プロゲステロン 黄体、胎盤 妊娠維持、体温上昇

表: 性ホルモンの分類

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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