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つむぐ指圧治療室 相模大野

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エストロゲンについて誤っているのはどれか

問題

エストロゲンについて誤っているのはどれか。

  1. 排卵期に増加する。
  2. ステロイドホルモンである。
  3. 卵胞刺激ホルモンにより分泌が亢進する。
  4. 黄体で産生される。

解答: 1(排卵期に増加する。)

解説

  1. 誤り。エストロゲンの分泌ピークは排卵期ではなく卵胞期後期(排卵直前)である。卵胞の成熟とともにエストロゲンの分泌は徐々に増加し、排卵の約24〜36時間前にピークに達する。このピークがLHサージを誘発し排卵が起こる。排卵後はエストロゲンは一旦低下し、黄体期にやや上昇するが卵胞期ほどではない。「排卵期に増加」ではなく「卵胞期に増加してピークを迎え、排卵を誘発する」が正確な表現である。
  1. 正しい。エストロゲンはコレステロールを前駆体として合成されるステロイドホルモンであり、脂溶性で細胞内受容体(核内受容体)に結合して遺伝子発現を調節する。
  1. 正しい。FSH(卵胞刺激ホルモン)は卵巣の卵胞顆粒膜細胞に作用し、エストロゲンの合成・分泌を促進する。
  1. 正しい。黄体でもエストロゲンは産生される。ただし主たる産生部位は発育中の卵胞の顆粒膜細胞であり、黄体からの産生は補助的である。

ポイント

エストロゲンのピークは排卵期ではなく卵胞期後期(排卵直前)であり、このピークがLHサージを誘発して排卵を起こす。

  • 覚え方のコツ: 「エストロゲン↑→LHサージ→排卵」の順番で覚える。エストロゲンが先に上昇し、その結果として排卵が起こるのであって、排卵期にエストロゲンが増えるのではない。
  • 関連知識: エストロゲンには正のフィードバック(高濃度でLHサージ誘発)と負のフィードバック(低濃度でGnRH/FSH/LH抑制)の両方がある。閉経後はエストロゲン低下により骨粗鬆症のリスクが高まる。
  • よくある間違い: 「排卵期に増加」と「卵胞期に増加」の混同。選択肢4の「黄体で産生される」も正しい記述であるため、消去法で1が誤りと判断する必要がある。
  • 教科書では「i.卵巣のホルモン」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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