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つむぐ指圧治療室 相模大野

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インスリンについて誤っているのはどれか

問題

インスリンについて誤っているのはどれか。

  1. 血糖値を下げる。
  2. ステロイドホルモンである。
  3. ランゲルハンス島で産生される。
  4. 分泌低下で糖尿病になる。

解答: 2(ステロイドホルモンである。)

解説

  1. 正しい。インスリンは骨格筋や脂肪組織へのグルコーストランスポーター(GLUT4)の膜移行を促進し、グルコースの細胞内取り込みを増大させることで血糖値を低下させる。血糖を低下させる唯一のホルモンである。
  1. 誤り。インスリンはペプチドホルモン(51個のアミノ酸からなるタンパク質型ホルモン)であり、ステロイドホルモンではない。ペプチドホルモンは水溶性であり、細胞膜上の受容体に結合して作用する。ステロイドホルモンはコレステロールを前駆体とする脂溶性ホルモンであり、コルチゾール、アルドステロン、性ホルモン(エストロゲン、テストステロン、プロゲステロン)がこれに該当する。
  1. 正しい。インスリンは膵臓のランゲルハンス島(膵島)β細胞で産生・分泌される。ランゲルハンス島にはα細胞(グルカゴン)、β細胞(インスリン)、δ細胞(ソマトスタチン)が存在する。
  1. 正しい。インスリンの分泌低下(1型糖尿病)や作用不足(インスリン抵抗性、2型糖尿病)により、血糖値が持続的に上昇し糖尿病が発症する。

ポイント

インスリンはペプチドホルモンであり、ステロイドホルモンではない。血糖を低下させる唯一のホルモンである点が最重要である。

  • 覚え方のコツ: 「インスリン=ペプチド=水溶性=膜受容体」。ステロイドは「すて(ステ)きなコレステロール」から作られる脂溶性ホルモンであり、副腎皮質ホルモンと性ホルモンが代表である。
  • 関連知識: インスリンの受容体はチロシンキナーゼ型受容体であり、一般的なペプチドホルモンのcAMP経路とは異なる。1型糖尿病は自己免疫によるβ細胞破壊、2型糖尿病はインスリン抵抗性が主因である。
  • よくある間違い: 「血糖を上げるホルモンは多数(グルカゴン、コルチゾール、アドレナリン、成長ホルモン、甲状腺ホルモン)だが、下げるのはインスリンだけ」という点を忘れやすい。
  • 教科書では「f.膵臓のホルモン」の範囲に該当する。
分類 化学的性質 受容体の位置 代表例
ペプチドホルモン 水溶性 細胞膜上 インスリン、グルカゴン、GH、ADH
ステロイドホルモン 脂溶性 細胞内(核内) コルチゾール、アルドステロン、性ホルモン
アミン類 水溶性/脂溶性 膜上/核内 カテコールアミン(膜上)、甲状腺ホルモン(核内)

表: ホルモンの化学的分類と受容体の位置

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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