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つむぐ指圧治療室 相模大野

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性周期について誤っている記述はどれか

問題

性周期について誤っている記述はどれか。

  1. 排卵に先立って黄体形成ホルモンの分泌が急激に増加する。
  2. プロゲステロンは排卵後に分泌が増加する。
  3. 黄体は着床が起こると退化する。
  4. エストロゲンは子宮内膜を肥厚させる。

解答: 3(黄体は着床が起こると退化する。)

解説

  1. 正しい。排卵の約24〜36時間前にLH(黄体形成ホルモン)の急激な分泌増加(LHサージ)が起こり、これが排卵の直接的な引き金となる。LHサージはエストロゲンの正のフィードバックによって誘発される。
  1. 正しい。排卵後に形成された黄体からプロゲステロンの分泌が増加し、子宮内膜を分泌期に移行させるとともに、基礎体温を上昇させて高温期をもたらす。
  1. 誤り。黄体は着床が起こるとhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の作用で維持され、妊娠黄体として約12〜16週までプロゲステロンの分泌を続ける。退化するのは着床が起こらなかった場合であり、排卵後約14日で白体となる。着床が成立すれば黄体は退化しないのがポイントである。
  1. 正しい。エストロゲンは卵胞期に子宮内膜の増殖を促進して肥厚させ、受精卵の着床に備える環境を整える。この時期を増殖期と呼ぶ。

ポイント

着床が起こると黄体はhCGにより維持され(妊娠黄体)、着床が起こらなければ退化する。「着床→維持」が正しい関係である。

  • 覚え方のコツ: 「着床→hCG→黄体キープ」「非着床→黄体退化→月経」の流れで覚える。hCGはLHと類似の構造で黄体を維持する。
  • 関連知識: 妊娠検査薬はhCGを検出するものであり、着床成立の指標となる。hCGは胎盤の絨毛(栄養膜細胞)から分泌される。
  • よくある間違い: 「排卵期にエストロゲンが増加する」と「卵胞期にエストロゲンが増加する」の混同。エストロゲンのピークは排卵直前(卵胞期後期)であり、排卵後ではない。
  • 教科書では「i.卵巣のホルモン」の範囲に該当する。
時期 主なホルモン 子宮内膜 卵巣の変化
卵胞期(増殖期) エストロゲン↑ 増殖・肥厚 卵胞発育
排卵期 LHサージ 排卵
黄体期(分泌期) プロゲステロン↑ 分泌期(着床準備) 黄体形成
月経期 ホルモン↓ 内膜剥離 黄体退化(白体)

表: 性周期の各期とホルモン・子宮内膜の変化

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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