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つむぐ指圧治療室 相模大野

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オキシトシンについて誤っているのはどれか

問題

オキシトシンについて誤っているのはどれか。

  1. ポリペプチド型ホルモンである。
  2. 子宮筋を収縮させる。
  3. 射乳反射を生じる。
  4. 下垂体前葉から分泌される。

解答: 4(下垂体前葉から分泌される。)

解説

  1. 正しい。オキシトシンは9個のアミノ酸からなるポリペプチド型ホルモンである。バソプレシンも同様に9個のアミノ酸からなり、構造が類似している。
  1. 正しい。オキシトシンは子宮平滑筋を収縮させ、分娩を促進する。分娩時には正のフィードバック(ファーガソン反射)により子宮収縮が増強される。
  1. 正しい。乳児の吸啜刺激によりオキシトシンが分泌され、乳腺の筋上皮細胞を収縮させて射乳反射が起こる。
  1. 誤り。オキシトシンは視床下部の室傍核で合成され、軸索輸送により下垂体「後葉」から分泌されるホルモンである。「前葉」からの分泌ではない。下垂体後葉ホルモンにはオキシトシンとバソプレシンの2つがあり、いずれも視床下部で産生される神経分泌ホルモンである。前葉のホルモン(GH、PRL等)とは合成・分泌の機構が根本的に異なる。

ポイント

オキシトシンは視床下部で合成され下垂体「後葉」から分泌される(前葉ではない)。

  • 覚え方のコツ: 後葉ホルモンは「オバさん」=「オ(キシトシン)・バ(ソプレシン)」の2つ。後葉ホルモンは「視床下部で作って後葉から出す」(神経分泌)。前葉ホルモンは「前葉の細胞自体が作って出す」。
  • 関連知識: オキシトシンの3つの特徴は「ペプチド型」「子宮収縮」「射乳反射」である。分娩時のファーガソン反射は生理学における正のフィードバックの代表例として重要である。
  • よくある間違い: 下垂体の「前葉」と「後葉」の混同は最頻出の誤りである。プロラクチン(乳汁産生)は前葉、オキシトシン(射乳)は後葉と、乳汁関連でも分泌部位が異なる。
  • 教科書では「c.下垂体のホルモン」の範囲に該当する。
分泌部位 ホルモン 主な作用
前葉 成長ホルモン(GH) 成長促進、血糖上昇
前葉 プロラクチン(PRL) 乳汁産生促進
前葉 甲状腺刺激ホルモン(TSH) 甲状腺ホルモン分泌促進
前葉 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH) コルチゾール分泌促進
前葉 卵胞刺激ホルモン(FSH) 卵胞発育/精子形成
前葉 黄体形成ホルモン(LH) 排卵誘発/黄体形成
後葉 オキシトシン 子宮収縮、射乳
後葉 バソプレッシン(ADH) 水の再吸収促進

表: 下垂体ホルモンの一覧

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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