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つむぐ指圧治療室 相模大野

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糖質コルチコイドの作用で正しい記述はどれか

問題

糖質コルチコイドの作用で正しい記述はどれか。

  1. 血糖値を低下させる。
  2. アレルギー症状を抑制する。
  3. 胃酸分泌を抑制する。
  4. ストレスに対する抵抗を弱める。

解答: 2(アレルギー症状を抑制する。)

解説

  1. 誤り。糖質コルチコイドは肝臓での糖新生を促進し、末梢でのグルコース利用を抑制して血糖値を「上昇」させる。低下させるのはインスリンである。
  1. 正しい。糖質コルチコイド(コルチゾールなど)は副腎皮質束状層から分泌され、強力な抗炎症・免疫抑制作用を持ち、アレルギー症状を抑制する。リンパ球の増殖抑制、サイトカイン産生抑制、抗体産生抑制などの機序による。臨床ではステロイド薬としてアレルギー疾患、自己免疫疾患、炎症性疾患の治療に広く使用される。分泌はACTH-CRH系により調節される。
  1. 誤り。糖質コルチコイドは胃酸分泌を「促進」する傾向があり、長期使用で消化性潰瘍のリスクが上昇する。
  1. 誤り。糖質コルチコイドはストレスに対する抵抗力を「高める」抗ストレスホルモンであり、弱めるのは誤りである。

ポイント

糖質コルチコイドの主要作用は「血糖上昇」「抗炎症・免疫抑制」「抗ストレス」である。

  • 覚え方のコツ: 糖質コルチコイドの「糖質」は「糖新生促進=血糖上昇」を意味する。抗炎症・免疫抑制作用=「ステロイド薬」と臨床に直結させて記憶する。
  • 関連知識: コルチゾール過剰はクッシング症候群(満月様顔貌・中心性肥満・高血糖・骨粗鬆症)、不足はアジソン病(低血糖・低血圧・色素沈着)を引き起こす。副腎皮質はACTH(下垂体前葉)により支配され、負のフィードバックで調節される。
  • よくある間違い: 「血糖を低下させる」と「上昇させる」の方向を間違えやすい。糖質コルチコイドはインスリンの拮抗ホルモンであり、血糖を「上昇」させる。
  • 教科書では「g.副腎のホルモン」の範囲に該当する。
作用 糖質コルチコイド 鉱質コルチコイド
代表ホルモン コルチゾール アルドステロン
分泌部位 副腎皮質束状層 副腎皮質球状層
主な調節因子 ACTH レニン-アンジオテンシン系
血糖 上昇(糖新生促進) 直接作用なし
電解質 (弱いNa再吸収作用) Na再吸収促進、K排泄促進
免疫 抗炎症・免疫抑制 関与なし

表: 糖質コルチコイドと鉱質コルチコイドの比較

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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