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つむぐ指圧治療室 相模大野

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抗利尿ホルモンはどれか

問題

抗利尿ホルモンはどれか。

  1. グルカゴン
  2. バゾプレッシン
  3. オキシトシン
  4. プロラクチン

解答: 2(バゾプレッシン)

解説

  1. 誤り。グルカゴンは膵臓ランゲルハンス島のα細胞から分泌され、血糖値を上昇させるホルモンであり、利尿・抗利尿作用とは無関係である。
  1. 正しい。バソプレシン(ADH:antidiuretic hormone=抗利尿ホルモン)は視床下部の視索上核・室傍核で合成され、下垂体後葉から分泌される。腎臓の集合管に作用してアクアポリン2(水チャネル)を挿入させ、水の再吸収を促進して尿量を減少させる。血漿浸透圧の上昇や循環血液量の減少が分泌刺激となる。バソプレシンが不足すると尿崩症(大量の希薄尿)を生じる。
  1. 誤り。オキシトシンは下垂体後葉から分泌されるが、子宮収縮や射乳反射に関与するホルモンであり、抗利尿作用はない。
  1. 誤り。プロラクチンは下垂体前葉から分泌され、乳汁産生を促進するホルモンであり、抗利尿作用はない。

ポイント

バソプレシン=ADH(抗利尿ホルモン)であり、腎集合管での水再吸収を促進する。

  • 覚え方のコツ: バソプレシンの「バソ」はvaso(血管)、「プレシン」はpressin(圧迫)=血管を収縮させる意味。ADHのA=anti(抗)、D=diuretic(利尿)、H=hormone。「尿を出さない=抗利尿」と名前から作用を覚える。
  • 関連知識: バソプレシン分泌不全は尿崩症(1日数リットル以上の大量排尿)の原因となる。分泌過剰はSIADH(抗利尿ホルモン不適合分泌症候群)を引き起こし、低ナトリウム血症が生じる。
  • よくある間違い: オキシトシンもバソプレシンも同じ下垂体後葉から分泌されるが、作用は全く異なる。オキシトシン=射乳・子宮収縮、バソプレシン=水再吸収促進と区別する。
  • 教科書では「c.下垂体のホルモン」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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