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つむぐ指圧治療室 相模大野

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上位ホルモンによる階層支配を受けるのはどれか

問題

上位ホルモンによる階層支配を受けるのはどれか。

  1. アドレナリン
  2. サイロキシン
  3. カルシトニン
  4. オキシトシン

解答: 2(サイロキシン)

解説

  1. 誤り。アドレナリンは副腎髄質から分泌され、交感神経(節前線維)により直接調節される。上位ホルモンによる階層的調節は受けない。
  1. 正しい。サイロキシン(T4、甲状腺ホルモン)は典型的な上位ホルモンによる階層支配を受ける。視床下部のTRH(甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン)→下垂体前葉のTSH(甲状腺刺激ホルモン)→甲状腺のサイロキシンという3段階の階層的調節を受け、サイロキシンが増加すると視床下部と下垂体前葉に負のフィードバックをかけてTRH・TSHの分泌を抑制する。
  1. 誤り。カルシトニンは甲状腺C細胞から分泌され、血中Ca2+濃度の上昇により直接分泌が促進される。上位ホルモンの階層支配は受けない。
  1. 誤り。オキシトシンは視床下部で産生され下垂体後葉から神経分泌されるが、上位ホルモンによる階層的な内分泌支配は受けない。神経反射(吸啜刺激等)による調節である。

ポイント

「視床下部→下垂体前葉→末梢内分泌腺」の3段階(階層支配)と負のフィードバックのセットが内分泌調節の基本パターンである。

  • 覚え方のコツ: 階層支配を受けるのは「甲状腺ホルモン」「コルチゾール」「性ホルモン」の3系統。頭文字で「甲・コ・性(こうこせい=高校生)は上から言われる」と連想する。
  • 関連知識: 同様の階層支配はCRH→ACTH→コルチゾール(副腎皮質)、GnRH→FSH/LH→エストロゲン/テストステロン(性腺)にも見られる。インスリン(血糖直接応答)やPTH(Ca2+直接応答)は階層支配を受けない。
  • よくある間違い: 下垂体後葉ホルモン(オキシトシン・ADH)は視床下部ニューロンから直接分泌されるため、「視床下部が関与=階層支配」と勘違いしやすいが、上位ホルモンによる内分泌的な階層支配とは異なる。
  • 教科書では「d.ホルモン分泌の調節」の範囲に該当する。
内分泌軸 視床下部ホルモン 下垂体前葉ホルモン 末梢ホルモン
甲状腺軸 TRH TSH サイロキシン(T4)
副腎皮質軸 CRH ACTH コルチゾール
性腺軸 GnRH FSH・LH エストロゲン/テストステロン

表: 上位ホルモンによる階層支配の3つの軸

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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