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つむぐ指圧治療室 相模大野

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日中に比べ夜間に血中濃度が高くなるホルモンはどれか

問題

日中に比べ夜間に血中濃度が高くなるホルモンはどれか。

  1. アルドステロン
  2. メラトニン
  3. カルシトニン
  4. アドレナリン

解答: 2(メラトニン)

解説

  1. 誤り。アルドステロンは副腎皮質球状帯から分泌され、主にレニン-アンジオテンシン系や血中K+濃度で調節される。メラトニンのような顕著な昼夜の変動はない。
  1. 正しい。メラトニンは松果体から分泌されるアミン型ホルモン(トリプトファン→セロトニン→メラトニン)であり、夜間の暗所で血中濃度が著明に上昇し、日中の明所では低下する。網膜で受容された光情報が視交叉上核(体内時計の中枢)を経て上頸神経節を介し松果体に伝えられ、暗所でメラトニン合成が促進される。概日リズム(サーカディアンリズム)の同調や睡眠誘導に深く関与している。
  1. 誤り。カルシトニンは甲状腺C細胞から分泌され、骨吸収抑制を介して血中Ca濃度を低下させる。明確な日内変動は示さない。
  1. 誤り。アドレナリンは副腎髄質から分泌され、交感神経活動やストレスに応じて分泌される。夜間に特異的に増加するわけではなく、むしろ活動時(日中)に高い傾向がある。

ポイント

メラトニンは「暗闇のホルモン」と呼ばれ、夜間暗所で分泌が亢進し、光を浴びると抑制される。日内リズム調節の代表的ホルモンである。

  • 覚え方のコツ: 「メラトニン=夜(メラ=暗い=メラニン色素と同語源)=夜に増える」と連想する。松果体は第三の目とも呼ばれ、光周期を感知する。
  • 関連知識: 成長ホルモン(GH)やコルチゾールも日内変動を示す。GHは夜間睡眠中(特にノンレム睡眠時)に分泌が亢進し、コルチゾールは早朝に最高値となる。臨床では時差ボケの治療にメラトニン製剤が使用される。
  • よくある間違い: コルチゾールの日内変動との混同。コルチゾールは「早朝に最高・夜間に最低」であり、メラトニンとは逆パターンである。
  • 教科書では「d.ホルモン分泌の調節」の範囲に該当する。
ホルモン 日内変動のパターン 分泌部位
メラトニン 夜間に最高、日中に最低 松果体
コルチゾール 早朝に最高、夜間に最低 副腎皮質
成長ホルモン 夜間睡眠中(ノンレム睡眠)に亢進 下垂体前葉

表: 日内変動を示す主なホルモン

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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