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内分泌器官とホルモンとの組合せで正しいのはどれか

問題

内分泌器官とホルモンとの組合せで正しいのはどれか。

  1. 甲状腺 ― サイロキシン
  2. 副腎皮質 ― アドレナリン
  3. 膵 臓 ― プロラクチン
  4. 下垂体前葉 ― オキシトシン

解答: 1(甲状腺 ― サイロキシン)

解説

  1. 正しい。甲状腺からはサイロキシン(T4)およびトリヨードサイロニン(T3)が分泌される。これらは全身の基礎代謝率を上昇させ、酸素消費量を増加させる。TSH(甲状腺刺激ホルモン)の支配を受け、ヨウ素を構成成分として含むのが特徴である。また甲状腺の傍濾胞細胞(C細胞)からはカルシトニンも分泌される。
  1. 誤り。アドレナリンは副腎髄質から分泌される。副腎皮質から分泌されるのはコルチゾール(糖質コルチコイド)、アルドステロン(鉱質コルチコイド)、副腎アンドロゲンである。
  1. 誤り。プロラクチンは下垂体前葉から分泌される。膵臓から分泌されるのはインスリン(β細胞)、グルカゴン(α細胞)、ソマトスタチン(δ細胞)である。
  1. 誤り。オキシトシンは下垂体後葉から放出される。下垂体前葉から分泌されるのはGH、PRL、TSH、ACTH、FSH、LHの6種類である。

ポイント

内分泌器官とホルモンの正しい対応を正確に覚えることが必須であり、特に副腎の「皮質」と「髄質」、下垂体の「前葉」と「後葉」の区別が頻出である。

  • 覚え方のコツ: 副腎は「皮質=ステロイド(コルチゾール・アルドステロン)」「髄質=カテコールアミン(アドレナリン)」。下垂体後葉は「おしっこ(ADH)とお乳(オキシトシン)」の2つだけ。
  • 関連知識: 下垂体前葉ホルモンは6種類あり、「GH・PRL・TSH・ACTH・FSH・LH」と覚える。後葉ホルモンは視床下部で合成され、後葉から放出されるだけである。
  • よくある間違い: 副腎皮質と副腎髄質の取り違え。皮質は外側でステロイド、髄質は内側でカテコールアミンを分泌する。
  • 教科書では「d.ホルモン分泌の調節」の範囲に該当する。
内分泌器官 分泌ホルモン
甲状腺(濾胞細胞) サイロキシン(T4)、T3
甲状腺(C細胞) カルシトニン
副腎皮質 コルチゾール、アルドステロン、副腎アンドロゲン
副腎髄質 アドレナリン、ノルアドレナリン
膵臓(ランゲルハンス島) インスリン(β)、グルカゴン(α)、ソマトスタチン(δ)
下垂体前葉 GH、PRL、TSH、ACTH、FSH、LH
下垂体後葉 オキシトシン、バソプレッシン(ADH)

表: 主な内分泌器官と分泌ホルモン

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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