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つむぐ指圧治療室 相模大野

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血圧調節に関与するのはどれか

問題

血圧調節に関与するのはどれか。

  1. エストロゲン
  2. 成長ホルモン
  3. ノルアドレナリン
  4. プロラクチン

解答: 3(ノルアドレナリン)

解説

  1. 誤り。エストロゲンは卵巣から分泌される女性ホルモンであり、主に子宮内膜増殖や二次性徴の発現に関与する。血圧調節の主要因子ではない。
  1. 誤り。成長ホルモン(GH)は下垂体前葉から分泌され、骨や軟骨の成長促進、タンパク質合成促進に関与する。血圧調節には直接関与しない。
  1. 正しい。ノルアドレナリンは副腎髄質から分泌されるカテコールアミンであり、同時に交感神経節後線維の主要な神経伝達物質でもある。血管平滑筋のα1受容体に作用して血管を収縮させ、末梢血管抵抗を増大させることで血圧を上昇させる。アドレナリンとともに「闘争か逃走か(fight or flight)」反応の中心的役割を担い、心拍数増加や心収縮力増大にも寄与する。
  1. 誤り。プロラクチン(PRL)は下垂体前葉から分泌され、乳腺の発達と乳汁産生を促進する。血圧調節には関与しない。

ポイント

ノルアドレナリンは交感神経系の主要伝達物質であり、α1受容体を介した血管収縮による血圧上昇が最大の特徴である。

  • 覚え方のコツ: 「ノルアド→ノル(昇る)→血圧が昇る」と連想する。カテコールアミン(アドレナリン・ノルアドレナリン・ドーパミン)はすべて副腎髄質に由来するが、血管収縮作用が最も強いのはノルアドレナリンである。
  • 関連知識: 血圧調節にはレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系(RAA系)やバソプレッシン(ADH)も関与する。臨床ではα遮断薬やβ遮断薬が降圧薬として使用される。
  • よくある間違い: アドレナリンとノルアドレナリンの違い。アドレナリンはβ2受容体にも作用し血管拡張を起こすが、ノルアドレナリンはα1優位で血管収縮が主体である。
  • 教科書では「d.ホルモン分泌の調節」の範囲に該当する。
ホルモン 分泌部位 血圧への主な作用
ノルアドレナリン 副腎髄質/交感神経末端 α1受容体→血管収縮→血圧↑
アドレナリン 副腎髄質 β1→心拍↑、α1→血管収縮
アンジオテンシンII RAA系 血管収縮、アルドステロン分泌→血圧↑
バソプレッシン(ADH) 下垂体後葉 水再吸収↑、血管収縮→血圧↑
ANP(心房性Na利尿ペプチド) 心房 Na排泄↑、血管拡張→血圧↓

表: 血圧調節に関与する主なホルモン

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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