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つむぐ指圧治療室 相模大野

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ある物質Sのクリアランスを求める際の指標として必要でないのはどれか

問題

ある物質Sのクリアランスを求める際の指標として必要でないのはどれか。

  1. 物質S の尿中濃度
  2. 物質S の血漿濃度
  3. 1 分間あたりの腎血流量
  4. 1 分間あたりの尿量

解答: 3(1 分間あたりの腎血流量)

解説

  1. 誤り。物質Sの尿中濃度(U)はクリアランス計算式 C = U × V / P の分子に含まれ、必要な指標である。
  1. 誤り。物質Sの血漿濃度(P)はクリアランス計算式の分母に含まれ、必要な指標である。
  1. 正しい。クリアランスの計算式は C = U × V / P であり、U = 物質Sの尿中濃度、V = 1分間あたりの尿量、P = 物質Sの血漿濃度の3つが必要である。1分間あたりの腎血流量はこの式に含まれないため、クリアランスの計算には必要でない。なお、腎血漿流量はPAH(パラアミノ馬尿酸)のクリアランスから推定されるが、それはPAHクリアランスの結果であり、他の物質のクリアランス計算の前提条件ではない。クリアランスの単位はmL/minであり、「1分間にその物質を完全に除去できる血漿量」を意味する。
  1. 誤り。1分間あたりの尿量(V)はクリアランス計算式の分子に含まれ、必要な指標である。

ポイント

  • クリアランスの計算式 C = U × V / P に必要なのは「尿中濃度(U)」「尿量(V)」「血漿濃度(P)」の3つであり、腎血流量は含まれない。
  • 覚え方のコツ: 「クリアランスの3要素は”UVP”」と覚える。「U(尿中濃度)× V(尿量)÷ P(血漿濃度)」の頭文字。紫外線のUVと合わせて「UV/P」と語呂合わせする。
  • 関連知識: クリアランスは「1分間にその物質を完全に清掃(clear)できる血漿の量」という概念である。この概念は薬物動態学でも用いられ、肝クリアランスなどにも応用される。
  • よくある間違い: 「腎機能の評価なのだから腎血流量が必要」と直感的に考えがちだが、クリアランスの計算式自体に腎血流量は含まれない。腎血流量はPAHクリアランスの「結果」として求められるものである。
  • 教科書では「e.腎機能の測定 ― クリアランス」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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