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つむぐ指圧治療室 相模大野

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グルコース再吸収が最も多く起こる部位はどれか

問題

グルコース再吸収が最も多く起こる部位はどれか。

  1. ボーマン嚢
  2. 近位尿細管
  3. 遠位尿細管
  4. 集合管

解答: 2(近位尿細管)

解説

  1. 誤り。ボーマン嚢は糸球体を包む袋状構造で、糸球体からのろ液を受け取る場所である。再吸収機能は持たない。
  1. 正しい。グルコースの再吸収は近位尿細管で最も多く、ろ過されたグルコースのほぼ100%がここで再吸収される。管腔側ではNa⁺-グルコース共輸送体(SGLT)が働き、Na⁺の濃度勾配を利用した二次性能動輸送でグルコースを細胞内に取り込む。近位尿細管の前半部(S1セグメント)ではSGLT2が約90%を、後半部(S2-S3セグメント)ではSGLT1が残りの約10%を再吸収する。血糖値が腎閾値(約180mg/dL)を超えると再吸収の上限(Tm: 輸送極量)に達し、尿中にグルコースが排泄される。
  1. 誤り。遠位尿細管ではNa⁺やCa²⁺の再吸収の微調整が行われるが、グルコースの再吸収は行われない。
  1. 誤り。集合管はADHによる水の再吸収やアルドステロンによるNa⁺再吸収が行われる場であり、グルコースの再吸収には関与しない。

ポイント

  • グルコースは近位尿細管でSGLT2(約90%)とSGLT1(約10%)により、ほぼ全量が再吸収される。
  • 覚え方のコツ: 「グルコース再吸収=近位尿細管の独占」と覚える。問題415(ブドウ糖の再吸収部位)と同じ知識が問われており、繰り返し出題される頻出テーマである。
  • 関連知識: SGLT2阻害薬(ダパグリフロジンなど)は近位尿細管でのグルコース再吸収を約90%阻害し、尿糖排泄を増加させて血糖を下げる糖尿病治療薬である。腎閾値と輸送極量(Tm)の概念は第7章C節c項で扱われる。
  • よくある間違い: 遠位尿細管や集合管でもグルコースの再吸収が行われると勘違いしやすいが、グルコースの再吸収は近位尿細管に限定される。
  • 教科書では「c.尿細管の再吸収」の範囲に該当する。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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