MENU
つむぐ指圧治療室 相模大野

[dfads params=’groups=1096&limit=1&orderby=random’]

公式SNS


Twitter 【解剖学】合格応援マン

1日10回の頻度で解剖学の問題やポイントをつぶやきます。隙間時間の学習にお役立ていただければ幸いです。


Instagram 【解剖学】合格応援マン

Instagramでは主に医療系勉強アカをフォロー・応援させていただいています。また画像を用いた新作の資料を公開します。


Facebook 【解剖学国家試験対策】Anatomy Tokyo

Facebookでは、より細かなフォローアップや、資料の配付をしていきます。いいね!していただけると最新記事を購読できます。

腎臓の酸・塩基平衡の保持作用で最も重要なのはどれか

問題

腎臓の酸・塩基平衡の保持作用で最も重要なのはどれか。

  1. 重炭酸イオンの排泄
  2. ナトリウムイオンの再吸収
  3. 水素イオンの排泄
  4. カリウムイオンの再吸収

解答: 3(水素イオンの排泄)

解説

  1. 誤り。重炭酸イオン(HCO₃⁻)は体液のアルカリ予備として重要であり、腎臓では主に再吸収される(近位尿細管で約80〜85%)。排泄ではなく「保持」されることが酸塩基平衡に寄与する。
  1. 誤り。Na⁺の再吸収は体液量や浸透圧の調節に重要であるが、酸塩基平衡の「最も重要な」機構ではない。ただしNa⁺-H⁺交換輸送はH⁺分泌と共役しており間接的には関与する。
  1. 正しい。腎臓の酸塩基平衡保持作用で最も重要なのは水素イオン(H⁺)の排泄である。体内の代謝で日々産生される不揮発性酸(固定酸)を尿中に排泄するのは腎臓の役割である。近位尿細管ではNa⁺-H⁺交換輸送体によりH⁺を管腔内に分泌し、同時にHCO₃⁻を血液側に再吸収する。集合管の介在細胞ではH⁺-ATPaseによりH⁺を積極的に分泌する。さらに尿細管でアンモニア(NH₃)を産生しH⁺と結合させてNH₄⁺として排泄する機構も重要である。
  1. 誤り。K⁺の再吸収は電解質バランスの維持に関与するが、酸塩基平衡の主要な調節機構ではない。ただし低カリウム血症時にはH⁺分泌が増加し代謝性アルカローシスを生じうるなど、間接的な関連はある。

ポイント

  • 腎臓の酸塩基平衡保持作用で最も重要なのはH⁺の排泄であり、同時にHCO₃⁻の再吸収も行われる。
  • 覚え方のコツ: 「腎臓は酸(H⁺)を捨てて、塩基(HCO₃⁻)を拾う」と覚える。肺はCO₂(揮発性酸)を排出し、腎臓は固定酸(H⁺)を排出する役割分担。
  • 関連知識: 酸塩基平衡は呼吸器系(CO₂排出による調節)と腎臓(H⁺排泄・HCO₃⁻再吸収による調節)の両方で維持される。肺は即時的調節、腎臓は長期的調節を担う。
  • よくある間違い: 「重炭酸イオンの排泄」を選びやすいが、HCO₃⁻は排泄ではなく再吸収(保持)されるのが正常である。HCO₃⁻の再吸収はH⁺分泌と共役して行われる。
  • 教科書では「c.尿細管の再吸収」の範囲に該当する。
腎臓の酸塩基平衡調節機構 内容 部位
H⁺の分泌 Na⁺-H⁺交換、H⁺-ATPase 近位尿細管、集合管
HCO₃⁻の再吸収 H⁺分泌と共役して血液側へ回収 近位尿細管(約80〜85%)
NH₃の産生・NH₄⁺排泄 グルタミンからNH₃を産生しH⁺と結合 近位尿細管
リン酸緩衝系 HPO₄²⁻がH⁺と結合しH₂PO₄⁻として排泄 尿細管

表: 腎臓における酸塩基平衡の調節機構

『理由で解く 生理学』 Kindle版

本書は、生理学の各テーマを「機序・因果」の観点から再構成し、

知識の断片化を防ぎながら、臨床・学習現場で再利用しやすい理解を目指しています。初学者の学習補助だけでなく、授業設計・復習教材としても活用いただければ幸いです。

Kindle Unlimitedでも使えます。

理由で解く 生理学: 国家試験問題 941問 完全攻略 理由で解く国試過去問

https://www.amazon.co.jp/dp/B0GQ6NZ797

解剖学 国試対策メルマガ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次