問題
腎臓におけるろ過液の何%が尿として排泄されるか。
- 約1%
- 約5%
- 約10%
- 約20%
解答: 3(約10%)
解説
- 誤り。一般的な生理学では約1%(180L中の約1.5L)が正しい値とされるが、本問の正解は元データに従い選択肢3(約10%)である。
- 誤り。約5%であれば1日約9Lの尿量となり、著しい多尿状態に相当する。
- 正しい。本問の正解は元データに従い3(約10%)である。なお、標準的な生理学の教科書では、糸球体で濾過された原尿(約180L/日)の約99%が尿細管と集合管で再吸収され、最終尿量は約1.5L/日(原尿の約1%)と記載されることが多い。受験対策としては「原尿の約99%が再吸収され、約1%が排泄される」という知識を基本としつつ、問題文の選択肢に応じて対応することが重要である。
- 誤り。約20%であれば1日約36Lの尿量となり、生理的にあり得ない値である。
ポイント
- 糸球体でろ過された原尿の大部分(通常約99%)は尿細管で再吸収され、最終尿量は約1.5L/日である。
- 覚え方のコツ: 「180L→1.5L」で覚える。原尿180L/日のうち、尿細管で99%が再吸収されて最終尿1.5L/日となる。
- 関連知識: 水の再吸収は近位尿細管で約65%、ヘンレの下行脚で約15%、集合管でADH依存性に約19%が行われる。
- よくある間違い: 「約10%が排泄」と覚えると1日18Lの尿量となり矛盾する。正確な数値は「約1%排泄(99%再吸収)」であることを押さえておく。
- 教科書では「c.尿細管の再吸収」の範囲に該当する。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 糸球体濾過量(GFR) | 約125mL/分(約180L/日) |
| 水の再吸収率 | 約99% |
| 最終尿量 | 約1.0〜1.5L/日 |
| 尿として排泄される割合 | 約1%(教科書的数値) |
表: 糸球体濾過と尿排泄の数値まとめ
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