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つむぐ指圧治療室 相模大野

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外気温が30°Cをこえると急激に増加する放熱現象はどれか

問題

外気温が30°Cをこえると急激に増加する放熱現象はどれか。

  1. 伝導
  2. 対流
  3. 蒸発
  4. 放射

解答: 3(蒸発)

解説

  1. 誤り。伝導は接触面を通じた熱移動であり、外気温が体温に近づくと温度差が縮小して減少する。
  1. 誤り。対流は空気の流れによる熱移動であり、外気温上昇に伴い放熱効率が低下する。
  1. 正しい。外気温が30℃を超えると、伝導・対流・放射は体表と外界の温度差縮小により放熱効率が著しく低下する。このとき発汗による蒸発(気化熱の放散)が急激に増大し、主要な放熱手段となる。外気温が35℃以上になると蒸発が唯一の放熱手段となる。不感蒸散(皮膚500〜700mL/日+肺150〜450mL/日)に加え、発汗量が大幅に増加する。
  1. 誤り。放射は電磁波(赤外線)による熱放散であり、外気温上昇で温度差が縮小するため減少する。

ポイント

  • 外気温30℃超で発汗による蒸発が急増し、35℃以上では蒸発のみが放熱手段となる。
  • 覚え方のコツ: 「30℃超えたら汗(蒸発)頼み、35℃超えたら汗だけ頼み」と覚える。
  • 関連知識: 高温環境で発汗できない状態(高湿度・脱水など)ではうつ熱(熱中症)を起こす。
  • よくある間違い: 放射を「太陽からの放射」と混同してしまうが、ここでは人体からの赤外線放射(放熱)のことである。
放熱機構の比較(環境温25℃時)
放熱機構 割合 特徴 高温時の変化
放射 約50% 赤外線で非接触の物体へ熱伝達 温度差縮小で減少
伝導・対流 約30% 接触面・空気の流れで熱移動 温度差縮小で減少
蒸発 約20% 気化熱による放熱 30℃超で急増

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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