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つむぐ指圧治療室 相模大野

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体温について正しい記述はどれか

問題

体温について正しい記述はどれか。

  1. 鼓膜温は核心温度の指標として用いられる。
  2. 夜間から早朝は日中より高い。
  3. 身体活動により低下する。
  4. 成人女性では排卵を境にして高温期から低温期に移行する。

解答: 1(鼓膜温は核心温度の指標として用いられる。)

解説

  1. 正しい。鼓膜温は脳に近い内頸動脈の血液温度を反映するため、核心温度(深部体温)の優れた指標として用いられる。核心温度の指標としては他に直腸温・食道温がある。直腸温(37.0〜37.5℃)>口腔温(36.5〜37.0℃)>腋窩温(36.0〜36.7℃)の順に高く、測定部位による差を理解しておく必要がある。
  1. 誤り。体温の概日リズムでは日中に高く、夜間から早朝に低い(差は0.5〜0.7℃)。記述は逆である。
  1. 誤り。身体活動では筋収縮による産熱が増加するため体温は上昇する(低下ではない)。
  1. 誤り。成人女性では排卵を境に低温期(卵胞期)から高温期(黄体期)に移行する。黄体期にはプロジェステロン(黄体ホルモン)の作用で約0.5℃上昇する。記述は逆である。

ポイント

  • 鼓膜温・直腸温・食道温は核心温度の指標であり、腋窩温は外殻温度に近い。
  • 覚え方のコツ: 体温の誤り選択肢は「逆パターン」が多い。「日中高い/早朝低い」「活動で上昇」「排卵後に高温期」と正しい方向を覚えておけば消去できる。
  • 関連知識: 基礎体温の二相性はプロジェステロンの分泌を反映しており、排卵の有無の指標として臨床的に重要である。
  • よくある間違い: 排卵を境に「高温期→低温期」と「低温期→高温期」の方向を混同しやすい。プロジェステロンは産熱促進作用があるため排卵後に体温が上昇すると理解する。
核心温度の測定部位と温度
測定部位 温度範囲 特徴
直腸温 37.0〜37.5℃ 最も高い。核心温度の標準
口腔温 36.5〜37.0℃ 直腸温より約0.5℃低い
腋窩温 36.0〜36.7℃ 最も低い。外殻温度に近い
鼓膜温 直腸温に近い 内頸動脈温を反映。非侵襲的

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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