問題
視床下部に調節中枢がないのはどれか。
- 体温
- 血糖
- 排尿
- 水分
解答: 3(排尿)
解説
- 誤り。視床下部には体温調節中枢(前視床下部・視索前野が中心)が存在し、産熱と放熱のバランスを調節する。
- 誤り。視床下部には摂食中枢と満腹中枢があり、血糖値の変動に応じた摂食行動を通じて血糖調節に関与する。
- 正しい。排尿の調節中枢は視床下部にはなく、橋排尿中枢(バリントン核)と仙髄排尿中枢(S2〜S4)にある。視床下部には体温調節中枢、摂食中枢・満腹中枢(血糖調節に関連)、飲水中枢・浸透圧受容器(水分調節)、自律神経の最高中枢、下垂体ホルモン分泌調節中枢など多くの機能が集約されているが、排尿中枢と呼吸中枢(延髄)、嘔吐中枢(延髄)は含まれない。
- 誤り。視床下部には飲水中枢と浸透圧受容器が存在し、ADH分泌を介して体液量・浸透圧(水分)を調節する。
ポイント
- 視床下部には体温・血糖(摂食)・水分・自律神経・下垂体ホルモンの調節中枢があるが、排尿中枢はない。
- 覚え方のコツ: 視床下部にある中枢=「体(体温)・食(摂食)・水(飲水)・自(自律神経)・下(下垂体)」、ないもの=「呼(呼吸)・嘔(嘔吐)・排(排尿)」=延髄や脊髄にある。
- 関連知識: 呼吸中枢と嘔吐中枢は延髄に存在する。問題366でも脳部位と中枢の対応が出題されている。
- よくある間違い: 排尿も自律神経が関与するため視床下部にあると誤解しやすいが、排尿中枢は橋と仙髄にある。
| 視床下部にある中枢 | 視床下部にない中枢 |
|---|---|
| 体温調節中枢 | 呼吸中枢(延髄) |
| 摂食中枢・満腹中枢 | 嘔吐中枢(延髄) |
| 飲水中枢 | 排尿中枢(橋・仙髄) |
| 自律神経の最高中枢 | |
| 下垂体ホルモン分泌調節 |
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