問題
ペプチド結合を有する物質はどれか。
- 脂 質
- 炭水化物
- 蛋白質
- ビタミン
解答: 3(蛋白質)
解説
- 誤り。脂質はグリセロールと脂肪酸がエステル結合で結合しており、ペプチド結合は持たない。
- 誤り。炭水化物(糖質)は単糖がグリコシド結合で連結しており、ペプチド結合は持たない。
- 正しい。蛋白質はアミノ酸がペプチド結合(-CO-NH-)で連結した高分子化合物である。ペプチド結合はアミノ酸のカルボキシル基(-COOH)とアミノ基(-NH2)が脱水縮合して形成される。蛋白質はC・H・Oに加えて窒素(N)を約16%含む点が糖質・脂質と異なる。必須アミノ酸8種を含む約20種のアミノ酸がペプチド結合で多数連結し、酵素・抗体・受容体などの多様な蛋白質を構成する。
- 誤り。ビタミンは多様な構造を持つ低分子有機化合物であり、ペプチド結合は持たない。
| 栄養素 | 構成単位 | 結合様式 |
|---|---|---|
| 蛋白質 | アミノ酸 | ペプチド結合(-CO-NH-) |
| 糖質(炭水化物) | 単糖 | グリコシド結合 |
| 脂質 | グリセロール+脂肪酸 | エステル結合 |
ポイント
- 蛋白質=ペプチド結合、糖質=グリコシド結合、脂質=エステル結合と1対1で対応させて覚える。
- 覚え方のコツ: 「タンペプ・糖グリ・脂エス」→ タン(蛋白質)ペプ(ペプチド)、糖(糖質)グリ(グリコシド)、脂(脂質)エス(エステル)とリズムで覚える。
- 関連知識: ペプチド結合はタンパク質分解酵素(プロテアーゼ、ペプチダーゼ)により加水分解される。消化管ではペプシン・トリプシン等が作用する。
- よくある間違い: 脂質のエステル結合とペプチド結合を混同するケースがある。脂質にはN(窒素)が含まれず、ペプチド結合(-CO-NH-)は形成されない。
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