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つむぐ指圧治療室 相模大野

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体温について正しいのはどれか

問題

体温について正しいのはどれか。

  1. 口腔温は直腸温より高い。
  2. 体幹の皮膚温は四肢の皮膚温より低い。
  3. 摂食により体温は上昇する。
  4. 基礎代謝亢進により体温は低下する。

解答: 3(摂食により体温は上昇する。)

解説

  1. 誤り。口腔温は直腸温より低い。核心温度の高い順は直腸温(37.0-37.5℃)> 口腔温(36.5-37.0℃)> 腋窩温(36.0-36.7℃)である。
  1. 誤り。体幹の皮膚温は四肢の皮膚温より高い。体幹は深部温に近く、末梢(四肢)ほど外気温の影響を受けて低くなる。
  1. 正しい。摂食により体温は上昇する。食物の消化吸収・代謝過程で熱が産生される現象を食事誘発性熱産生(DIT: Diet Induced Thermogenesis / 特異動的作用)と呼ぶ。特に蛋白質摂取時のDITが最も大きく、摂取エネルギーの約30%が熱として放散される。糖質では約6%、脂質では約4%である。この現象は産熱機構の一つとして重要である。
  1. 誤り。基礎代謝が亢進すると産熱が増加し体温は上昇する。低下ではない。甲状腺機能亢進症では基礎代謝亢進により体温上昇がみられる。
核心温度の部位差と体温変動要因
測定部位 正常値 特徴
直腸温 37.0-37.5℃ 深部体温に最も近い
口腔温 36.5-37.0℃ 直腸温より約0.5℃低い
腋窩温 36.0-36.7℃ 最も低い(外気温の影響を受けやすい)

ポイント

  • 核心温度は直腸温 > 口腔温 > 腋窩温の順であり、産熱には基礎代謝・筋収縮・食事誘発性熱産生・非ふるえ産熱がある。
  • 覚え方のコツ: 体温の高さは「直(ちょく)> 口(こう)> 腋(えき)」→ 体の奥(直腸)から外(腋窩)へ向かうほど低くなるとイメージする。
  • 関連知識: 体温の日内変動は0.5-0.7℃であり、日中高く早朝低い。女性では黄体期にプロジェステロンの作用で約0.5℃上昇する(基礎体温の二相性)。
  • よくある間違い: 口腔温と直腸温の大小関係を逆にする誤り。直腸は外気と接触しないため最も深部温に近く、常に口腔温より高い。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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