問題
肝臓で生成されるのはどれか。
- トリプシン
- ガストリン
- 胆 汁
- 葉 酸
解答: 3(胆 汁)
解説
- 誤り。トリプシンは膵臓の腺房細胞からトリプシノゲンとして分泌され、小腸内で活性化されるタンパク質分解酵素である。
- 誤り。ガストリンは胃幽門部粘膜のガストリン分泌細胞から血中に分泌される消化管ホルモンであり、肝臓では生成されない。
- 正しい。胆汁は肝臓(肝細胞)で生成される。胆汁は絶えず肝細胞で生成され、胆嚢に送られて一時貯蔵・濃縮された後、十二指腸に排出される。胆汁は黄褐色の液体で1日に約500mL分泌され、胆汁酸と胆汁色素(ビリルビン)を含む。胆汁酸は脂肪を乳化して消化酵素の働きを助け、脂肪の消化・吸収に重要な役割を果たす。なお胆汁自体には消化酵素は含まれない。
- 誤り。葉酸は食物から摂取されるビタミンB群の一種であり、肝臓で生成される物質ではない。
ポイント
- 胆汁は肝臓で生成され、胆嚢で貯蔵・濃縮された後、十二指腸に分泌される。
- 覚え方のコツ: 「胆汁は肝臓が”作る”、胆嚢が”貯める”」と役割を分けて記憶する。
- 関連知識: 肝臓はほかにもアルブミン、フィブリノゲン、プロトロンビン、尿素、コレステロール、ヘパリンなど多くの物質を生成する。
- よくある間違い: 「胆汁=胆嚢」と思い込みやすいが、胆嚢は貯蔵・濃縮の場であって生成の場ではない。
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 物質代謝 | 糖代謝(グリコーゲン合成・分解)、タンパク質代謝(アルブミン・フィブリノゲン合成、尿素生成)、脂質代謝(コレステロール生成) |
| 胆汁の生成 | 胆汁酸・ビリルビンを含む胆汁を生成 |
| 解毒作用 | 有害物質のグルクロン酸抱合・酸化による無害化 |
| 血液凝固因子 | フィブリノゲン、プロトロンビン、ヘパリンの生成 |
| 血液の貯蔵 | 全血の約10%を貯蔵し循環血液量を調節 |
| 生体防衛 | クッパー細胞による異物の食作用 |
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