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つむぐ指圧治療室 相模大野

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小腸で吸収されないのはどれか

問題

小腸で吸収されないのはどれか。

  1. ガラクトース
  2. 麦芽糖
  3. アミノ酸
  4. 脂肪酸

解答: 2(麦芽糖)

解説

  1. 正しい(吸収される)。ガラクトースは単糖類であり、主に能動輸送(Na⁺との共輸送)によって小腸上皮から速やかに吸収される。
  1. 正しい(吸収されない=正答)。麦芽糖(マルトース)は二糖類であり、そのままでは小腸で吸収されない。小腸上皮細胞の刷子縁膜にあるマルターゼによりグルコース2分子に分解されて初めて吸収される。糖質は単糖類(グルコース、ガラクトース、フルクトースなど)にまで分解されなければ吸収できない。同様にスクロース(ショ糖)やラクトース(乳糖)も二糖類のままでは吸収されない。
  1. 正しい(吸収される)。アミノ酸はタンパク質の最終消化産物であり、主に能動輸送によって小腸上皮から吸収される。
  1. 正しい(吸収される)。脂肪酸は胆汁酸とともにミセルを形成し、拡散によって小腸上皮細胞内に吸収される。

ポイント

  • 小腸で吸収されるのは最終消化産物(単糖類・アミノ酸・脂肪酸とモノグリセリド)であり、二糖類のままでは吸収されない。
  • 覚え方のコツ: 「吸収=最小単位のみ通過」と覚える。糖質は単糖、タンパク質はアミノ酸(一部ジ・トリペプチド)、脂肪は脂肪酸+モノグリセリドである。
  • 関連知識: 脂肪酸は吸収後に小腸上皮細胞内で脂肪に再合成され、キロミクロン(乳状脂粒)としてリンパ管に入る。他の栄養素は門脈血に入る。
  • よくある間違い: マルトースを単糖類と誤解するミスが多い。マルトース=グルコース×2であり、二糖類である。
栄養素の最終消化産物と吸収形態
栄養素 最終消化産物 吸収方法 吸収後の経路
糖質 グルコース、ガラクトース等(単糖類) 能動輸送(Na⁺共輸送) 門脈血
タンパク質 アミノ酸(一部ジ・トリペプチド) 能動輸送 門脈血
脂肪 脂肪酸+モノグリセリド ミセル形成→拡散 リンパ管(キロミクロン)

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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