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つむぐ指圧治療室 相模大野

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小腸粘膜で吸収される物質はどれか

問題

小腸粘膜で吸収される物質はどれか。

  1. でんぷん
  2. 麦芽糖
  3. ブドウ糖
  4. 庶糖

解答: 3(ブドウ糖)

解説

  1. 誤り。でんぷんは多糖類であり、そのまま吸収されない。唾液や膵液のアミラーゼによりマルトースに分解された後、さらに小腸上皮のマルターゼでグルコースに分解されて初めて吸収される。
  1. 誤り。麦芽糖(マルトース)は二糖類であり、小腸上皮細胞の刷子縁膜に存在するマルターゼによりグルコース2分子に分解されてから吸収される。
  1. 正しい。糖質は単糖類(グルコース、ガラクトース、フルクトースなど)に分解されて初めて吸収される。ブドウ糖(グルコース)は単糖類であり、小腸粘膜の上皮細胞から主に能動輸送によって速やかに吸収され、門脈血中に入る。グルコースの吸収は刷子縁膜の担体によりNa+との共輸送(二次性能動輸送)で行われる。
  1. 誤り。庶糖(ショ糖、スクロース)は二糖類であり、小腸上皮細胞のスクラーゼによりグルコースとフルクトースに分解されてから吸収される。

ポイント

  • 糖質の吸収には単糖類(グルコース・ガラクトース・フルクトース)まで分解されることが必須である。
  • 覚え方のコツ: 「多糖→二糖→単糖」の順に消化が進む。吸収されるのは必ず「単糖」である。「でんぷん→マルトース→グルコース」を一連の流れとして覚える。
  • 関連知識: グルコースとガラクトースは能動輸送、フルクトースは促進拡散により吸収される。吸収速度はグルコース>ガラクトース>フルクトースの順である。
  • よくある間違い: 麦芽糖や庶糖は「糖」の名がつくため吸収されると誤解しやすいが、これらは二糖類であり、さらに分解が必要である。
表: 糖質の消化段階と吸収
分類 具体例 分解酵素 分解産物 吸収の可否
多糖類 でんぷん アミラーゼ(唾液・膵液) マルトース 不可
二糖類 マルトース(麦芽糖) マルターゼ(小腸) グルコース 不可
二糖類 スクロース(庶糖) スクラーゼ(小腸) グルコース+フルクトース 不可
二糖類 ラクトース(乳糖) ラクターゼ(小腸) グルコース+ガラクトース 不可
単糖類 グルコース(ブドウ糖) 可(能動輸送)

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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