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ガストリンの胃に対する作用部位はどれか

問題

ガストリンの胃に対する作用部位はどれか。

  1. 壁細胞
  2. 主細胞
  3. 粘液細胞
  4. 平滑筋細胞

解答: 1(壁細胞)

解説

  1. 正しい。ガストリンは胃幽門部粘膜のガストリン分泌細胞(G細胞)から分泌される消化管ホルモンである。分泌されたガストリンは血液によって胃腺に運ばれて、そこにある壁細胞に作用して、塩酸分泌を促進する。壁細胞からの塩酸(HCl)分泌促進がガストリンの最も重要な作用であり、本問の正答はこの壁細胞である。ガストリンの分泌は、胃幽門部への機械的・化学的刺激や迷走神経活動の亢進によって増加する。
  1. 誤り。主細胞はペプシノゲンを分泌するが、ガストリンの作用部位として壁細胞。
  1. 誤り。粘液細胞(副細胞)はムチンを分泌して胃粘膜を保護するが、ガストリンの主要な作用部位ではない。
  1. 誤り。胃の平滑筋細胞に対しては、ガストリンは運動促進作用を持つとされるが、ガストリンの作用部位として知られるのは壁細胞である。

ポイント

  • ガストリンの胃における主要な作用部位は壁細胞であり、塩酸分泌の促進が最も重要な作用である
  • 覚え方のコツ: 「ガストリン→壁細胞→塩酸分泌促進」の一連の流れをセットで記憶する。ガストリンの「ガスト」は胃(gastric)を意味する
  • 関連知識: ヒスタミンも壁細胞のH2受容体に作用して塩酸分泌を促進する。壁細胞はガストリン・ヒスタミン・迷走神経(アセチルコリン)の3つの刺激で塩酸分泌が促進される
  • よくある間違い: ガストリンの分泌部位(幽門部G細胞)と作用部位(壁細胞)を混同しやすい
表: 壁細胞の塩酸分泌を調節する因子
因子 分泌への影響 機序
ガストリン 促進 幽門部G細胞から分泌、血流を介して壁細胞に作用
ヒスタミン 促進 胃底部・胃体部の細胞から分泌、壁細胞のH2受容体に作用
迷走神経(アセチルコリン) 促進 副交感神経活動の亢進により直接壁細胞を刺激
セクレチン 抑制 十二指腸から分泌、胃液分泌を抑制
GIP 抑制 十二指腸から分泌、胃液分泌・胃運動を抑制

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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