問題
網膜の視細胞に含まれる物質はどれか。
- ロドプシン
- ペプシン
- トリプシン
- サイロキシン
解答: 1(ロドプシン)
解説
- 正しい。ロドプシンは網膜の桿体細胞に含まれる視物質(感光色素)である。レチナール(ビタミンA誘導体)とオプシン(タンパク質)から構成され、光を受けると構造変化を起こして視覚の電気信号に変換される。他の選択肢はいずれも消化酵素またはホルモンであり、視細胞には含まれない。
- 誤り。ペプシンは胃腺の主細胞から分泌されるタンパク質分解酵素であり、視細胞には含まれない。
- 誤り。トリプシンは膵液に含まれるタンパク質分解酵素であり、視細胞には含まれない。
- 誤り。サイロキシンは甲状腺から分泌されるホルモンであり、視細胞には含まれない。
ポイント
- 「〜シン」で終わる名称は消化酵素やホルモンに多いが、ロドプシンは視物質であり消化とは無関係である。
- 覚え方のコツ: 「ロド(rod=桿体)プシン → 桿体の感光色素」と語源で覚える。ペプシン・トリプシンは消化酵素、サイロキシンは甲状腺ホルモンである。
- 関連知識: 本問は第4章(消化と吸収)に分類されているが、ロドプシン自体は感覚器(視覚)の範囲である。選択肢2・3が消化酵素である点で消化の知識も問われている。
- よくある間違い: 語尾「〜シン」の類似性からペプシンやトリプシンと混同しやすい。機能分類(視物質 vs 消化酵素 vs ホルモン)を意識して区別する。
| 消化液 | 分泌場所 | 主な酵素 | 基質 |
|---|---|---|---|
| 唾液 | 唾液腺 | アミラーゼ | デンプン |
| 胃液 | 胃腺 | ペプシン | タンパク質 |
| 膵液 | 膵臓 | トリプシン、リパーゼ、アミラーゼ | タンパク質、脂肪、デンプン |
| 胆汁 | 肝臓 | (酵素なし) | 脂肪の乳化 |
| 腸液 | 小腸 | マルターゼ等 | 二糖類 |
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