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つむぐ指圧治療室 相模大野

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大腸について正しいのはどれか

問題

大腸について正しいのはどれか。

  1. 多数の細菌が常在する。
  2. 消化管内水分の約80%が吸収される。
  3. 大蠕動は1時間に数回起こる。
  4. 蛋白質分解酵素を分泌する。

解答: 1(多数の細菌が常在する。)

解説

  1. 正しい。大腸には多数の細菌が常在している。大腸内には大腸菌をはじめとして多数の細菌が常在しており、小腸で消化しきれなかったものを分解する。食物繊維は腸内細菌により発酵されて酪酸・酢酸やCO₂・H₂・メタンなどのガスを発生する。アミノ酸は腸内細菌によりインドール・スカトールなどを生成し、糞便臭の原因となる。
  1. 誤り。消化管内水分の約83%は小腸で吸収され、大腸では約16%が吸収される。水分吸収の主役は小腸である。
  1. 誤り。大蠕動は1日に数回起こる運動であり、1時間に数回ではない。大蠕動は横行結腸からS状結腸にかけて広範囲の平滑筋が同時に収縮し、内容物を一気に直腸へ運ぶと記載されている。
  1. 誤り。大腸液はアルカリ性で粘液に富むが、消化酵素は含まない。タンパク質分解酵素は胃液(ペプシン)や膵液(トリプシン)に含まれる。

ポイント

  • 大腸の主な機能は水・Na⁺の吸収と糞便の形成であり、消化酵素は分泌しない。腸内細菌が消化残渣を分解する。
  • 覚え方のコツ: 「大腸は”水を吸って固める+菌が分解”」と二つの役割で整理する。
  • 関連知識: 大蠕動はしばしば摂食後に起こり、これは胃の充満による胃-大腸反射によるものである。
  • よくある間違い: 「消化管内水分の約80%吸収」を大腸と勘違いしやすいが、これは小腸の役割である。
小腸と大腸の機能比較
項目 小腸 大腸
水分吸収 約83% 約16%
栄養素の吸収 主要な吸収部位 ほとんど行わない
消化酵素 マルターゼ等(上皮細胞) 含まない
消化液の性状 弱アルカリ性 アルカリ性・粘液に富む
運動 分節・振子・蠕動運動 分節・蠕動・逆蠕動・大蠕動
常在細菌 少ない 多数(腸内細菌叢)

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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