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つむぐ指圧治療室 相模大野

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大腸について正しい記述はどれか

問題

大腸について正しい記述はどれか。

  1. 水分の約95%が吸収される。
  2. 盲腸から上行結腸にかけて逆蠕動が起こる。
  3. 蠕動運動は交感神経によって促進される。
  4. 大腸液は消化酵素を含む。

解答: 2(盲腸から上行結腸にかけて逆蠕動が起こる。)

解説

  1. 誤り。消化管全体に入る水分の約16%が大腸で吸収される。水分の約83%は小腸で吸収されるため、95%は大腸単独の値としては過大である。
  1. 正しい。盲腸から上行結腸にかけて逆蠕動が起こる。逆蠕動により内容物を口側に戻すことで滞留時間を延長し、水分やNa⁺の吸収を十分に行う。大腸ではこのほか分節運動、蠕動運動、大蠕動も行われる。大蠕動は1日数回起こり、横行結腸からS状結腸にかけて内容物を一気に直腸へ運ぶ運動であり、胃の充満による胃-大腸反射で誘発されることが多い。
  1. 誤り。大腸の蠕動運動は副交感神経(主に骨盤神経)によって促進され、交感神経(主に下腹神経)は抑制する。
  1. 誤り。大腸液はアルカリ性で粘液(ムチン)に富むが、消化酵素は含まない。

ポイント

  • 大腸の特徴的な運動として「逆蠕動」と「大蠕動」を押さえることが最重要である。
  • 覚え方のコツ: 「盲・上行は逆戻り(逆蠕動)→水を吸う時間稼ぎ」「大蠕動は胃の合図(胃-大腸反射)で一気に直腸へ」と流れで覚える。
  • 関連知識: 消化管運動は一般に副交感神経で促進・交感神経で抑制される。大腸の副交感神経は迷走神経ではなく骨盤神経が主である点に注意する。
  • よくある間違い: 消化管全体の水分吸収率(約99%)と大腸単独の吸収率(約16%)を混同しやすい。
大腸の主な運動とその特徴
運動の種類 部位 特徴
分節運動 主に横行結腸 内容物の攪拌、吸収促進
蠕動運動 大腸全体 ゆっくりとした内容物の輸送
逆蠕動 盲腸〜上行結腸 内容物を口側に戻し滞留時間を延長
大蠕動 横行結腸〜S状結腸 1日数回、内容物を一気に直腸へ運ぶ

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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