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つむぐ指圧治療室 相模大野

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吸気時の胸腔内圧について正しい記述はどれか

問題

吸気時の胸腔内圧について正しい記述はどれか。

  1. 大気圧より高い。
  2. 大気圧より低い。
  3. 肺胞気圧に等しい。
  4. 肺胞気圧より高い。

解答: 2(大気圧より低い。)

解説

  1. 誤り。胸腔内圧は安静時も吸気時も常に大気圧より低い陰圧であり、大気圧より高くなることはない。→大気圧より高ければ肺は圧迫されて拡張できない。
  2. 正しい。胸腔内圧(胸膜腔内圧)は常に大気圧以下の陰圧に保たれており、吸気時にはさらに陰圧が増大する。→吸息時に横隔膜と外肋間筋が収縮して胸腔容積が増大すると、胸腔内圧はさらに陰圧となり、肺は拡張して外気が肺内に流入する。→この陰圧が維持されているからこそ、肺は収縮しようとする弾性に逆らって常に引き延ばされた状態にある。
  3. 誤り。胸腔内圧は肺胞気圧より常に低い。→もし胸腔内圧が肺胞気圧と等しければ、肺を外側に引っ張る力がなくなり肺は膨らまない。
  4. 誤り。胸腔内圧は肺胞気圧より低く、高くなることはない。→肺胞気圧より高ければ肺は圧迫されて虚脱する。

ポイント

  • 胸腔内圧は常に陰圧(大気圧以下)であり、吸気時にはさらに陰圧が増大して肺が拡張する。
  • 覚え方のコツ: 「胸腔内圧は”常に陰圧”」が大前提。吸気時は「もっと陰圧」、呼気時は「陰圧度が減る(でもまだ陰圧)」と段階的に覚える。
  • 関連知識: 気胸では胸膜腔に空気が入り胸腔内圧が大気圧に近づくため、肺が弾性により収縮(虚脱)する。
  • よくある間違い: 「吸気時に肺内に空気が入る→圧が上がる」と考えてしまうこと。上がるのは肺内の空気量であり、胸腔内圧はさらに陰圧になることで空気を引き込んでいる。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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