問題
酸素分圧が最も高いのはどれか。
- 肺胞内気
- 肺動脈血
- 肺静脈血
- 組織液
解答: 1(肺胞内気)
解説
- 正しい。肺胞内気の酸素分圧は約100mmHgで最も高い。→ 吸気が加湿・混合されて肺胞に達した時点でのO₂分圧であり、(760−47)×0.14≒100mmHgと算出される。→ ここから血液へO₂が拡散するため、血液側はこれより低くなる。
- 誤り。肺動脈血の酸素分圧は約40mmHgである。→ 肺動脈血は全身から戻ってきた静脈血であり、組織でO₂を消費した後の血液である。
- 誤り。肺静脈血の酸素分圧は約95mmHgで、肺胞内気よりやや低い。→ 肺でガス交換を終えた動脈血化した血液であるが、拡散の限界によりわずかに肺胞気より低い。
- 誤り。組織液の酸素分圧は約30〜40mmHgで最も低い。→ 細胞が酸素を消費しているため、O₂分圧が最も低い環境である。
ポイント
- 酸素分圧の順序は「肺胞内気(約100)> 肺静脈血(約95)> 肺動脈血(約40)≧ 組織液(約30〜40)」である。
- 覚え方のコツ: O₂は「肺胞→血液→組織」へ分圧差で拡散するため、上流ほど高い。「肺胞が源流」と連想する。
- 関連知識: CO₂分圧は逆方向で、組織(約46mmHg)> 静脈血(約46mmHg)> 肺胞気(約40mmHg)の順に高い。
- よくある間違い: 肺静脈血は動脈血と同等のO₂分圧を持つが、肺胞内気の約100mmHgよりわずかに低い点に注意。
『理由で解く 生理学』 Kindle版
本書は、生理学の各テーマを「機序・因果」の観点から再構成し、
知識の断片化を防ぎながら、臨床・学習現場で再利用しやすい理解を目指しています。初学者の学習補助だけでなく、授業設計・復習教材としても活用いただければ幸いです。
Kindle Unlimitedでも使えます。
理由で解く 生理学: 国家試験問題 941問 完全攻略 理由で解く国試過去問






コメント