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つむぐ指圧治療室 相模大野

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体液の酸塩基平衡に関与しないのはどれか

問題

体液の酸塩基平衡に関与しないのはどれか。

  1. 肺における二酸化炭素の排泄
  2. 腎臓における水素イオンの排泄
  3. 肺における酸素の吸収
  4. 腎臓における重炭酸イオンの再吸収

解答: 3(肺における酸素の吸収)

解説

  1. 正しい(関与する)。肺でのCO2排泄はH+の間接的な排出であり、呼吸性の酸塩基調節に重要である。呼吸は、血中のH+を体外に排出して体内の酸塩基平衡を保つのにも重要。CO2が体内に蓄積するとH+が増加し、アシドーシスに傾く。
  2. 正しい(関与する)。腎臓でのH+排泄は代謝性の酸塩基調節に直接関与する。→ 腎臓はH+を尿中に排泄することで血中pHを維持する。
  3. 誤り(関与しない)。肺におけるO2の吸収はガス交換機能として極めて重要であるが、酸塩基平衡の調節には直接関与しない。→ 酸塩基平衡に関与するのはCO2(H+の供給源)の排泄であり、O2の取り込みではない。
  4. 正しい(関与する)。腎臓でのHCO3-再吸収はアルカリの保持として酸塩基平衡の維持に重要である。→ HCO3-は血液中の主要な緩衝物質であり、その再吸収によりpH低下を防ぐ。

ポイント

  • 酸塩基平衡の調節は主に「肺(CO2排泄)」と「腎臓(H+排泄・HCO3-再吸収)」が担う。O2は酸塩基平衡に直接関与しない。
  • 覚え方のコツ: 「酸塩基平衡=H+の出し入れの問題」と捉える。CO2はH+の材料(CO2 + H2O → H+ + HCO3-)なので関与するが、O2はこの反応に登場しない。
  • 関連知識: 血液の緩衝系(炭酸-重炭酸緩衝系、リン酸緩衝系、タンパク質緩衝系)も酸塩基平衡の即時的な調節に関与する。
  • よくある間違い: 「肺の機能=すべて酸塩基平衡に関係」と考えてしまうが、O2の吸収は細胞呼吸(エネルギー産生)に必要であっても酸塩基平衡とは別の役割である。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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