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つむぐ指圧治療室 相模大野

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嘔吐の際に起こらないのはどれか

問題

嘔吐の際に起こらないのはどれか。

  1. 腹腔内圧の上昇
  2. 腹筋の収縮
  3. 声門の閉鎖
  4. 食道の収縮

解答: 4(食道の収縮)

解説

  1. 正しい。嘔吐時には腹筋と横隔膜が強く収縮するため、腹腔内圧が著しく上昇する。→ この圧上昇が胃を圧迫し、内容物を押し出す原動力となる。
  2. 正しい。腹筋の収縮は腹腔内圧上昇の主要因であり、嘔吐時に不可欠である。→ 横隔膜の収縮とともに胃に対する外力を生み出す。
  3. 正しい。声門の閉鎖は嘔吐物が気管に入ること(誤嚥)を防ぐ重要な防御反応である。→ 延髄の嘔吐中枢が声門閉鎖を含む一連の協調運動を制御している。
  4. 誤り。嘔吐時に食道は収縮ではなく弛緩する。→ 腹腔内圧の上昇によって胃内容物が弛緩した食道を通じて逆流・排出される。食道が収縮すると内容物は通過できない。

ポイント

  • 嘔吐時の食道は「弛緩」して通路を確保する。収縮ではない点がひっかけポイント。
  • 覚え方のコツ: 嘔吐の流れを「腹筋+横隔膜が収縮 → 腹圧上昇 → 食道は弛緩して開放 → 声門は閉鎖して気道を防御」と一連の流れで覚える。
  • 関連知識: 嘔吐中枢は延髄に存在し、求心性情報(消化管・前庭器官・大脳皮質など)を統合して嘔吐反射を起こす。
  • よくある間違い: 「食道が蠕動運動で押し出す」と考えがちだが、嘔吐は食道の蠕動ではなく腹圧上昇による受動的逆流である。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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