問題
細胞外液量調節にかかわる受容器はどれか。
- 温度受容器
- 化学受容器
- 侵害受容器
- 低圧受容器
解答: 4(低圧受容器)
解説
- 誤り。温度受容器は体温の変化を感知して体温調節に関与する。→ 細胞外液量の調節には関与しない。
- 誤り。化学受容器(頸動脈小体・大動脈小体)は動脈血中のO2分圧低下・CO2分圧上昇・H+濃度上昇を感知する。→ 主に呼吸調節に関与し、細胞外液量の直接的な調節には関わらない。
- 誤り。侵害受容器は痛覚刺激を感知して防御反応に関与する。→ 細胞外液量の調節には関与しない。
- 正しい。低圧受容器(心肺部圧受容器)は心房と静脈の合流部や肺血管に存在する。→ 循環血液量のわずかな変化を検出し、バゾプレッシン(抗利尿ホルモン)分泌やANP分泌を調節して腎臓からの尿量を変化させる。→ これにより細胞外液量(循環血液量)を長期的に調節する。
ポイント
- 低圧受容器(心肺部圧受容器)は心房・肺血管に存在し、低い内圧を感受して循環血液量(細胞外液量)を長期的に調節する。
- 覚え方のコツ: 「低圧受容器は”量”のセンサー、高圧受容器は”圧”のセンサー」と対比して覚える。
- 関連知識: 出血で血液量が減少すると低圧受容器の活動が低下し、バゾプレッシン分泌が増加して腎臓での水再吸収が促進される。逆に血液量増加時はバゾプレッシン分泌抑制・ANP分泌促進で尿量が増える。
- よくある間違い: 化学受容器は呼吸と循環の両方を調節するが、「細胞外液量」の調節は行わない。化学受容器反射は血圧や心拍数には影響するが、体液量の調節は低圧受容器の役割。
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