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つむぐ指圧治療室 相模大野

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脳循環の特徴で誤っている記述はどれか

問題

脳循環の特徴で誤っている記述はどれか。

  1. 血流量を一定に調節する機構がある。
  2. 冠状循環に比べ多くの血液供給を受ける。
  3. 血中の二酸化炭素の増加により血流量が減少する。
  4. 毛細血管には血液ー脳関門がある。

解答: 3(血中の二酸化炭素の増加により血流量が減少する。)

解説

  1. 正しい。脳血管には自己調節能(autoregulation)がある。→ 血圧が変動しても脳血流量を一定に保つ機構が働く。→ 脳は自己調節が特に顕著な臓器。
  1. 正しい。脳は心拍出量の約15%の血液供給を受け、冠状循環(約5%)より多い。→ 脳は体重の約2%にすぎないが、大量の血流を必要とする高代謝臓器である。
  1. 誤り。脳血管は血中CO2分圧の上昇に対して拡張し、脳血流量は増加する(減少ではない)。→ CO2は局所で産生される拡張物質として血管に作用する。→ これは脳の代謝需要に応じて血流を増やすための調節機構である。
  1. 正しい。脳の毛細血管には血液脳関門(BBB: blood-brain barrier)が存在する。→ 物質の選択的透過性を示し、脳組織の内部環境を一定に保つ役割を果たす。

ポイント

  • 脳血管はCO2分圧上昇で「拡張」し脳血流量は「増加」する。「減少」と逆に覚えないこと。
  • 覚え方のコツ: 「CO2が増える=代謝が盛ん=血流を増やして洗い流す」とイメージする。CO2は血管拡張物質である。
  • 関連知識: 脳血管の自己調節は腎臓・心臓の血管でも顕著に見られる。過換気でCO2が低下すると脳血管が収縮し、めまいや意識障害が起こることがある。
  • よくある間違い: CO2増加で血管が「収縮」すると思い込むこと。CO2は局所性の血管拡張物質であり、乳酸・アデノシン・NOなどと同様に血管を拡張させる。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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