問題
減少すると血圧が上昇するのはどれか。
- 血管断面積
- 血中カテコールアミン
- 血液の粘性
- 循環血液量
解答: 1(血管断面積)
解説
- 正しい。血管断面積が減少すると末梢血管抵抗が増大し血圧が上昇する。→ 血圧=心拍出量×総末梢抵抗の関係から、血管の断面積が縮小すると血流への抵抗が増し血圧は上昇する。→ 血管収縮による断面積の縮小は、血圧上昇因子。
- 誤り。血中カテコールアミンの減少は交感神経活動低下と同様の効果をもたらす。→ 血管拡張・心拍数低下・心収縮力低下により血圧は低下する。
- 誤り。血液粘性の減少は末梢血管抵抗を低下させる。→ 血圧は低下する。
- 誤り。循環血液量の減少は心臓への静脈還流量を低下させる。→ 心拍出量が減少し血圧は低下する。
ポイント
- 「減少→血圧上昇」の関係にあるのは血管断面積のみ。他の3つ(カテコールアミン・粘性・血液量)は「増加→血圧上昇」の関係である。
- 覚え方のコツ: 「増えると上がるもの」と「減ると上がるもの」を対比して整理する。血管断面積だけが”反比例”の関係にある。
- 関連知識: 血圧上昇因子として、血液量の増大・血管断面積の縮小・血管壁弾性の低下・1回拍出量の増加・血液粘性の上昇が挙げられる。
- よくある間違い: 「減少すると上昇する」という問題文を読み飛ばし、「増加すると上昇する」因子を選んでしまうミスが多い。問題文の「減少すると」に注目する。
『理由で解く 生理学』 Kindle版
本書は、生理学の各テーマを「機序・因果」の観点から再構成し、
知識の断片化を防ぎながら、臨床・学習現場で再利用しやすい理解を目指しています。初学者の学習補助だけでなく、授業設計・復習教材としても活用いただければ幸いです。
Kindle Unlimitedでも使えます。
理由で解く 生理学: 国家試験問題 941問 完全攻略 理由で解く国試過去問






コメント