問題
平均血圧について正しい記述はどれか。
- 収縮期血圧から脈圧の1/3 を引く。
- 拡張期血圧に脈圧の1/3 を加える。
- 拡張期血圧に脈圧の1/2 を加える。
- 1 日の血圧変動を平均する。
解答: 2(拡張期血圧に脈圧の1/3 を加える。)
解説
- 誤り。収縮期血圧から脈圧の1/3を引く計算も数学的には同じ結果になるが、一般的・一般的な表現は選択肢2の形式である。
- 正しい。平均血圧は拡張期血圧に脈圧の1/3を加えた値で近似される。平均血圧は、最低血圧に脈圧の3分の1の圧を加算した値に近い。心周期において拡張期(約0.5秒)が収縮期(約0.3秒)より長いため、平均値は拡張期血圧寄りになる。計算式は「平均血圧=拡張期血圧+(収縮期血圧-拡張期血圧)/3」である。
- 誤り。脈圧の1/2を加えると単純な算術平均となり、実際の平均血圧よりも高い値を示す。
- 誤り。平均血圧は1心周期内の血圧変動の平均値であり、1日の血圧変動の平均ではない。
ポイント
- 平均血圧=拡張期血圧+脈圧/3 であり、拡張期が収縮期より長いことを反映して拡張期血圧寄りの値になる。
- 覚え方のコツ: 「拡張期の方が長い→平均は拡張寄り→1/3だけ加える」と理由付きで覚える。1/2ではない点に注意。
- 関連知識: 脈圧=収縮期血圧-拡張期血圧であり、正常成人で約50mmHg(120-70)である。動脈硬化では脈圧が増大する。
- よくある間違い: 選択肢1も数値上は同じ結果だが、一般的な表現は「拡張期血圧に脈圧の1/3を加える」形式である。
『理由で解く 生理学』 Kindle版
本書は、生理学の各テーマを「機序・因果」の観点から再構成し、
知識の断片化を防ぎながら、臨床・学習現場で再利用しやすい理解を目指しています。初学者の学習補助だけでなく、授業設計・復習教材としても活用いただければ幸いです。
Kindle Unlimitedでも使えます。
理由で解く 生理学: 国家試験問題 941問 完全攻略 理由で解く国試過去問






コメント