問題
心臓の刺激伝導系で房室結節の次に興奮が伝わるのはどれか。
- ヒス束
- 洞房結節
- 右脚・左脚
- プルキンエ線維
解答: 1(ヒス束)
解説
- 正しい。刺激伝導系の興奮伝導順序は、洞房結節→心房筋→房室結節→ヒス束→右脚・左脚→プルキンエ線維→心室筋である。→房室結節に伝えられた興奮は心室中隔を走るヒス束に伝播し、さらに左脚・右脚を経てプルキンエ線維から心室筋全体に広がる。
- 誤り。洞房結節はペースメーカーとして最初に興奮を発生させる部位である。→房室結節の「前」に位置し、「次」ではない。
- 誤り。右脚・左脚はヒス束の次に興奮が伝わる部位である。→房室結節→ヒス束→右脚・左脚の順であり、1つ飛ばしている。
- 誤り。プルキンエ線維は右脚・左脚の次に興奮が伝わる最終段階である。→心室筋全体に興奮を伝播させる役割を持つ。
| 部位 | 役割 | 自動能(拍/分) |
|---|---|---|
| 洞房結節 | ペースメーカー(正常調律) | 60〜100 |
| 房室結節 | 興奮伝導の遅延(房室間調整) | 40〜60 |
| ヒス束 | 心房→心室への伝導路 | 30〜40 |
| 右脚・左脚 | 心室への分岐伝導 | — |
| プルキンエ線維 | 心室筋全体への興奮伝播 | 15〜30 |
表: 刺激伝導系の構成と自動能
ポイント
- 刺激伝導系は洞房結節→房室結節→ヒス束→右脚・左脚→プルキンエ線維の順に興奮を伝える。
- 覚え方のコツ: 「洞→房→ヒ→脚→プ」(ドウ・ボウ・ヒ・キャク・プ)と頭文字で順番を暗記する。心房と心室は結合組織で隔てられ、刺激伝導系のみが興奮の橋渡しをする。
- 関連知識: 刺激伝導系が心房-心室間で障害を受けると房室ブロックが生じ、心房と心室がそれぞれ独立したリズムで収縮する。
- よくある間違い: ヒス束と右脚・左脚の順序を混同しやすい。ヒス束が心室中隔を走る「幹」であり、右脚・左脚はそこから分岐する「枝」と考えると理解しやすい。
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