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つむぐ指圧治療室 相模大野

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心臓の働きについて誤っている記述はどれか

問題

心臓の働きについて誤っている記述はどれか。

  1. 摘出した心臓は一定時間拍動する。
  2. ペースメーカー細胞は一定リズムで興奮する。
  3. 刺激伝導系の興奮は特殊心筋線維によって伝えられる。
  4. 心臓の収縮に自律神経の働きは不可欠である。

解答: 4(心臓の収縮に自律神経の働きは不可欠である。)

解説

  1. 正しい。心臓は体外に取り出しても自動的に拍動を続ける。→ これは洞房結節のペースメーカー細胞が自発的に興奮を発生する自動能を持つためである。→ 栄養液で灌流すれば長時間拍動が維持される。
  1. 正しい。洞房結節のペースメーカー細胞は自発的に一定リズムで脱分極する。→ この自発的興奮が心臓全体のリズムを決定しており、正常では60〜100回/分の頻度で興奮する。
  1. 正しい。刺激伝導系は特殊心筋線維(特殊心筋)によって構成される。→ 洞房結節・房室結節・ヒス束・左脚と右脚・プルキンエ線維が含まれ、興奮を短時間で心臓全体に伝える。
  1. 誤り。心臓の収縮に自律神経の働きは不可欠ではない。→ 心臓は洞房結節のペースメーカー細胞が自発的に興奮を発生する自動能を持つため、自律神経がなくても拍動を続ける。→ 自律神経(交感神経・迷走神経)は心拍数や収縮力の「調節」に関与するが、拍動そのものには不可欠ではない。

ポイント

  • 心臓は自動能を持ち、自律神経なしでも拍動できる。自律神経は心拍数・収縮力の調節役である。
  • 覚え方のコツ: 「摘出しても動く=自律神経なしでOK」とセットで覚える。
  • 関連知識: 心臓移植後は自律神経が切断されるが心臓は拍動を続ける。ペースメーカー植え込みも自動能の原理を応用している。
  • よくある間違い: 「自律神経が心臓を動かしている」と思い込むこと。自律神経は調節役であり、拍動の発生源は洞房結節である。
部位 役割 自動能(拍/分)
洞房結節 ペースメーカー(正常調律) 60〜100
房室結節 興奮伝導の遅延(房室間調整) 40〜60
ヒス束 心房→心室への伝導路 30〜40
右脚・左脚 心室への分岐伝導
プルキンエ線維 心室筋全体への興奮伝播 15〜30

表: 刺激伝導系の構成と自動能

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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