問題
心電図上で心室の興奮消退を表す波形はどれか。
- P波
- Q波
- R波
- T波
解答: 4(T波)
解説
- 誤り。「P波は心房興奮」を表す。心室の興奮消退ではない。
- 誤り。Q波はQRS群の一部であり、「QRS群は心室興奮開始」を表す。興奮の「開始」であって「消退」ではない。
- 誤り。R波もQRS群の一部であり、心室の脱分極(興奮の広がり)を反映する波形である。
- 正しい。T波は心室興奮消退の過程を表す。T波は心室筋の再分極に一致し、心室の興奮が消退する過程を反映する。心電図の基本波形はP波(心房興奮)→QRS群(心室興奮開始)→T波(心室興奮消退)の順に出現し、通常1回の心拍ごとにこれらの波が1回ずつ現れる。
ポイント
- 心電図の波形は「P波=心房興奮、QRS群=心室興奮開始、T波=心室興奮消退(再分極)」と対応する。
- 覚え方のコツ: 「P→QRS→Tの順=心房が興奮→心室が興奮→心室が回復」と時系列で覚える。
- 関連知識: PQ間隔(正常値0.12〜0.20秒)の延長は房室ブロックを示唆し、T波の異常は心室筋の障害を示唆する。
- よくある間違い: Q波やR波を単独で「心室興奮」と答えてしまうケース。Q波・R波・S波はまとめて「QRS群」として心室の脱分極を表し、興奮の「消退」はT波である。
| 波形 | 意味 | 主な聴取・記録部位 |
|---|---|---|
| P波 | 心房の脱分極(興奮) | — |
| QRS群 | 心室の脱分極(興奮開始) | — |
| T波 | 心室の再分極(興奮消退) | — |
| PQ間隔 | 房室間の伝導時間 | 正常値: 0.12〜0.20秒 |
表: 心電図の主要波形とその意味
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