問題
正常成人の安静時1回心拍出量で正しいのはどれか。
- 約30ml
- 約70ml
- 約150ml
- 約300ml
解答: 2(約70ml)
解説
- 誤り。約30mlは正常値より著しく少なく、重度の心不全などの病的状態でみられる値である。
- 正しい。正常成人の安静時における1回拍出量は約70〜80ml程度である。正常成人の安静時で1回拍出量は70〜80ml程度である。心拍数を70回/分とすると、毎分心拍出量は70ml×70回/分=約5L/分となる。激しい運動時には1回拍出量と心拍数がともに増加し、毎分心拍出量は約25L程度にも達しうる。スターリングの心臓の法則により、静脈還流量が増加すると1回拍出量も増加する。
- 誤り。約150mlは安静時の正常値の約2倍であり、正常範囲を大きく超える。
- 誤り。約300mlは生理的にあり得ない高値である。
ポイント
- 正常成人の安静時1回拍出量は約70〜80mlであり、心拍数約70回/分で毎分心拍出量は約5L/分となる。
- 覚え方のコツ: 「1回70ml×70回/分=約5L/分」と数値をセットで覚える。「70のダブル」で5Lと連想する。
- 関連知識: 毎分心拍出量=1回拍出量×心拍数の式は頻出である。運動時には両方が増加して毎分心拍出量は最大約25L/分にもなる。スターリングの心臓の法則により、静脈還流量の増加は1回拍出量の増加をもたらす。
- よくある間違い: 1回拍出量(約70ml)と毎分心拍出量(約5L/分)を混同しやすい。また「安静時」と「運動時」で値が大きく異なることに注意する。
| 指標 | 安静時の正常値 | 運動時の変化 |
|---|---|---|
| 1回拍出量 | 70〜80ml | 増加 |
| 心拍数 | 約70回/分(60〜90回/分) | 増加 |
| 毎分心拍出量 | 約5L/分 | 最大約25L/分 |
表: 心拍出量に関する正常値
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