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つむぐ指圧治療室 相模大野

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肺循環について正しいのはどれか

問題

肺循環について正しいのはどれか。

  1. 門脈によって体循環とつながる。
  2. 肺静脈は右心房に血液を運ぶ。
  3. 肺動脈は静脈血を運ぶ。
  4. 肺動脈の血圧は大動脈の血圧より高い。

解答: 3(肺動脈は静脈血を運ぶ。)

解説

  1. 誤り。門脈は体循環の一部であり肺循環とは無関係である。→門脈は消化管や脾臓からの血液を肝臓に運ぶ血管系で、肺循環とつながるものではない。門脈系は腸および脾臓などからの血流を肝臓へ送る血管系である。
  1. 誤り。肺静脈は左心房に血液を運ぶ。→肺でガス交換を受けた動脈血(O₂に富む鮮紅色の血液)は、肺静脈を経て左心房に流入する。肺毛細血管、肺静脈を経て左心房にもどる。
  1. 正しい。肺動脈は静脈血(CO₂に富む暗赤色の血液)を運ぶ。→右心室から拍出された血液は、末梢組織でガス交換を終えた静脈血であり、肺動脈を通って肺に送られる。肺動脈は静脈血を、肺静脈は動脈血を運ぶ。
  1. 誤り。肺動脈の血圧は大動脈の血圧よりはるかに低い。→肺循環系は経路が短く循環抵抗が低いため、肺動脈の収縮期血圧は約25mmHgで、大動脈の約120mmHgの約1/5にすぎない。体循環系の動脈の血圧は高いが、肺循環系の動脈の血圧は低い。

ポイント

  • 肺循環では「肺動脈=静脈血」「肺静脈=動脈血」であり、動脈・静脈の名称は運搬する血液の種類ではなく心臓との関係(心臓から出る=動脈、心臓に入る=静脈)で決まる。
  • 覚え方のコツ: 「動脈=心臓から出る管、静脈=心臓に入る管」が基本定義。肺循環では「名前と中身が逆」と覚える。
  • 関連知識: 肺循環の経路は右心室→肺動脈→肺毛細血管→肺静脈→左心房。体循環は左心室→大動脈→各器官→大静脈→右心房。
  • よくある間違い: 「動脈=動脈血を運ぶ」と思い込む。これは体循環では正しいが、肺循環では逆になる。血管の名称は血液の種類ではなく心臓との関係で決まる。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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