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つむぐ指圧治療室 相模大野

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糸球体におけるろ過に関与しないのはどれか

問題

糸球体におけるろ過に関与しないのはどれか。

  1. 血漿の膠質浸透圧
  2. ボーマン嚢内圧
  3. 糸球体の血圧
  4. 膀胱内圧

解答: 4(膀胱内圧)

解説

  1. 誤り。血漿の膠質浸透圧はろ過を抑制する方向に作用し、糸球体ろ過に直接関与する。血漿タンパクの作る浸透圧を膠質浸透圧という。膠質浸透圧は水分を血管内に引き戻す力として働く。
  1. 誤り。ボーマン嚢内圧はろ過を抑制する方向に作用し、糸球体ろ過に直接関与する。ボーマン嚢に溜まった濾液の圧力が、新たなろ過を妨げる力となる。
  1. 誤り。糸球体の血圧(糸球体毛細血管内圧)はろ過を促進する主な駆動力であり、ろ過に最も重要な因子である。
  1. 正しい。膀胱内圧は糸球体ろ過に関与しない。膀胱は尿を一時的に貯留する器官であり、糸球体からは尿管を隔てて解剖学的に大きく離れている。糸球体ろ過圧は「糸球体毛細血管内圧 −(膠質浸透圧 + ボーマン嚢内圧)」で求められ、膀胱内圧はこの式に含まれない。

ポイント

  • 糸球体ろ過圧=糸球体血圧 −(膠質浸透圧 + ボーマン嚢内圧)で決まる。
  • 覚え方のコツ: 「促進=糸球体血圧」「抑制=膠質浸透圧+ボーマン嚢内圧」と力の方向で整理する。
  • 関連知識: 毛細血管における物質移動について「血圧は水分を毛細血管内から間質液へ押し出す力として働き、膠質浸透圧は間質液から毛細血管内へ水分を吸引する力となる」。、糸球体でも同様の原理が適用される。
  • よくある間違い: 「膀胱も尿路系の一部だからろ過に関係する」と考えてしまうが、ろ過が行われるのは糸球体であり、膀胱は尿の貯留器官にすぎない。

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この記事を書いた人

黒澤一弘(株式会社SBCHAプラクシス代表・つむぐ指圧治療室・東京都立大学 解剖学実習非常勤講師)
鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、柔道整復師などの国家試験に向けた解剖学の知識向上を応援します。初学者にも分かり易く、記憶に残りやすい講座を心がけています。

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